作家ライマン・フランク・ボームが自分の子供たちに聞かせた物語を元に、1900年に出版され空前の人気作となった『オズの魔法使い』。竜巻で魔法の国オズに来てしまった少女ドロシーが、頭脳が欲しいカカシ、心が欲しいブリキの木こり、勇気が欲しいライオンたちと「偉大なる魔法使い・オズ」に会うためにエメラルド・シティを目指す冒険物語は、110年以上も世界中の子供たちを冒険の旅へと連れ出し、愛されてきました。

そんな『オズの魔法使い』の前日譚として映画化され、大ヒットを記録した『オズ 始まりの戦い』が、2013年8月2日(金)、いよいよブルーレイ/DVD/オンデマンドで発売されます!

陶器の少女は、自分を助けてくれたオズを、伝説の魔法使いと信じて旅について行く……。©2013Disney

舞台はカンザス。サーカス一座で巡業の日々を送る若きマジシャン・オズ。「いつか偉大な男になる」ことを夢見ているものの、その現実は、口のうまさと甘いマスクを武器にその場その場をやり過ごす、ペテン師のような「自己チュー男」。案の定それが仇となりトラブルに。逃げ出す彼が乗り込んだ気球が竜巻に飲み込まれ、辿り着いた先は、息を飲むほど美しい魔法の国「オズ」だった─。魔法の国の住人たちに「予言された偉大なる魔法使い」だと勘違いされたオズの運命は……!?

劇場でご覧になった方も、まだご覧になってない方も、何度でも楽しめる驚愕の世界へ、いざ、出発しましょう!

南の魔女グリンダに導かれ、シャボン玉移動…なんて、夢のような魔法も。©2013Disney

画面を所狭しと埋め尽くすディテールに凝った世界観

歌う木々や空飛ぶ妖精、杖を持った魔法使い。不思議な国の不思議な住人たちに会えるのがディズニー映画の醍醐味のひとつ!

本作『オズ 始まりの戦い』でも、主人公を取り巻く、魔法の国のユニークな住人たちがたくさん登場します。その数なんと1500人以上!!

まずは南の魔女・グリンダと東の魔女・エヴァノラ、その妹の西の魔女・セオドラ。魔女同士の美しい魔法対決はファンタジーが好きな人にはたまらないポイント。いったいどんな魔法が繰り出されるのかも要チェックです。歌好きで陽気な小さな人々・マンチキン。マメでコンビネーション抜群の愛らしい彼らに、思わず吹き出してしまうこと必至。

そしてなんといっても必見なのが、主人公オズの旅のお供となる、翼の生えた猿・フィンリーと、足を怪我して泣いていたところを助けられた陶器の少女。オズに助けられ一生仕えると誓ってしまったフィンリーは、オズの荷物持ちで必死に羽ばたいたり、緊張感のあるシーンでとぼけたことをしたりと、お笑い担当キャラでとってもブサ可愛い! しかしオズが初めて「本当は魔法使いじゃない」ということを打ち明けた重要な存在。旅を重ねるにつれ、オズの良き相棒となります。

また陶器の少女は、今までのどのディズニー作品のキャラクターよりリアルで魅力的! 壊れやすい繊細な身体の中に、すばらしく強じんな魂を宿しています。生命力にあふれたくるくる変わる愛らしい表情! そして勇気に満ちた純粋な心! 彼女はオズの良心であり、オズの善良な心を呼び覚ます大切な存在。

頼りないような心強いような、それでいて魅力的なこの2人とオズが繰り広げる冒険が、ディズニーらしいファンタジー色を一層濃く演出しています。

翼の生えた猿・フィンリー、陶器の少女、マンチキンの長老・ナックなど個性的で愛らしいキャラクター達にも注目! ©2013Disney

「オズ」の国ならではの世界観を出すうえで、重要な役割を果たすゴージャスな衣装の数々にも注目。デザイナーたちがデザインした衣装の数は12000着! というから驚きです。魔女たちのキャラクターが映し出された、数々の艶やかなドレスは、見るものをファンタジーの世界へと誘います。

南の魔女・グリンダの衣装は、だれもが一度は着てみたい「ザ・良い魔女」の象徴である白く柔らかいフォルム。一方でエメラルド・シティを守る東の魔女・エヴァノラは緑色に輝くゴージャスなドレス。気性の激しい妹のセオドラは、情熱的な深紅のジャケットと少年らしいあどけなさを残したパンツスタイルで、恋をしたあとに、衣装は深紅のガウンと女性らしいドレススタイルへと移り変わり……と、心情までが衣装に表れています。

どのドレスが着たい? 12000着以上もデザインされたという衣装は必見! ©2013Disney