クラウディアンが「エンタープライズにおけるクラウドストレージ活用セミナー」を開催

Amazon S3と同等のクラウド・オブジェクトストレージを構築できるソフトウェア製品、Cloudianを開発提供しているクラウディアンが、6月3日（月）13時から東京、溜池山王の山王健保会館にて「エンタープライズにおけるクラウドストレージ活用セミナー」を開催する。

同セミナーは、企業ITシステム製品とクラウドストレージの連携活用パターンを具体的に紹介することを目的とし、CommVault Simpana、CA ARCserve、Twinstrata CloudArray、Maginatics MagFS、IBMの仮想アプライアンスソリューションといった、グローバル展開している各種製品が一堂に介する。

クラウディアン代表取締役太田洋氏

主催のクラウディアン代表取締役太田洋氏は、J-Phone、Vodafone Japan、ソフトバンク・モバイルで写メールをはじめとした様々なサービス開発をリードした人物。「スターウォーズ」の熱心なファンでもあり、J-PhoneのSMSをスカイウォーカーと命名した。クラウドストレージ製品の領域に進出してからも早い時期からビッグデータへの対応を提唱するなど、ユニークな試みが目立つ。

CommVault System Japan クラウドソリューションズグループ

CommVault System Japan クラウドソリューションズグループの斉藤徳浩氏が講演を行うCommVault Simpanaは、ガートナーによる調査では、「Magic Quadrant for Enterprise Disk-Based Backup/Recovery」のリーダーと評価され、世界で16,000社以上に利用されている製品。

CA Technologies 森正臣氏

CA Technologiesの森正臣氏はARCserve Replication/High Availabilityの製品立ち上げに参画、現在はデータ保護ソリューションARCserveのプリセールスとして活動中。講演ではバックアップの基本に立ち返ってクラウドをどのように活用すべきか、またその中でARCserveシリーズがどのように役立てるか事例を交えて説明する。

コアマイクロシステムズ

コアマイクロシステムズ技術営業部　プロダクトマネージャー　木村治彦氏は、バックエンドのパブリック＆プライベートクラウドストレージを効率的に有効活用する、高性能エンタープライズキャッシュゲートウェイ「TwinStrata CloudArray」を使用したシームレスなクラウドストレージとの接続と、コラボレーション型ファイル共有「Maginatics MagFS」による完全なクラウド環境の実現を紹介する。

日本アイ・ビー・エムシステムズ&テクノロジー・エバンジェリスト - Linux/OSS – 新井真一郎氏

日本アイ・ビー・エムシステムズ＆テクノロジー・エバンジェリスト - Linux/OSS - の新井真一郎氏からは、短時間でのCloudianの導入を可能にするために実証、確立した仮想アプライアンス手法を通じて、プライベート・クラウド環境への簡単なクラウド・ストレージ導入方法を紹介する。

Cloudianは、アマゾンS3と同等のクラウド・オブジェクトストレージ・システムを構築できるパッケージソフトウェア製品。2010年に商用版をリリース後、日本ではニフティの「ニフティクラウドストレージ」、NTTコミュニケーションズの「Bizホスティング Cloudⁿ Object Storage」に加え、米国、欧州、アジアの商用クラウドサービスにも採用されている。日本での商用実績に加え、本年3月にBCN社が実施した調査では分散型オブジェクトストレージ製品としての認知率もNo.1。

汎用サーバー3台程度から複数データセンター対応のクラウド・オブジェクトストレージを経済的に構築できる。そのため、企業にとっても、自社専用のプライベートクラウドやオンプレミスのストレージシステムとして活用できる。また、統計・課金・ユーザー管理・監視といった運用管理に不可欠な機能も予め実装されている。10社のCloudianパートナー企業が導入支援、技術サポートを提供し、短期間で導入できる。

クラウディアン営業ダイレクター石田徹氏

Cloudianには評価版もあり、その他関連資料の入手方法等については、同セミナーの最後にクラウディアンの営業ダイレクター石田徹氏から紹介される。

セミナーの詳細及び申し込みはこちらのサイトから受け付けている。企画部門、情報システム部門、システム・インテグレーターの責任者および担当者は、参加を検討してみてはいかがだろうか。