MSDNオンラインには「プロファイル」という機能がある。といっても、Windowsのユーザープロファイルとは何の関係もなくて、要するにユーザーの自己紹介画面。表示名の設定に加えて、職業や自己紹介文も設定できる。

サンプルとしてリンクされている、Brad Turner氏のプロファイル画面(Microsoftの本社勤務だそうである)

このプロファイル画面を利用すると、自分がMSDNオンラインのフォーラムなどで「どれくらい活躍したか」がわかる仕組みになっている。

「プロファイル(個人情報)」という表記が用いられている場所もあるが、「個人情報」といっても住所やクレジットカード番号を登録するわけではない。どちらかというと、「プロフィール情報」「自己紹介」という方が実態に近いだろう。それに加えて、MSDNオンラインでの活動状況を他のユーザーに知らせるもの、という位置付けになる。

プロファイルの作り方

実は、「プロファイルの管理」のリンクはトップページの下端にあるものの、場所の関係であまり目立たない。そこで、以下のリンクから直接飛ぶ方がラクかもしれない。

プロファイル(個人情報)の管理 - 作成
http://social.msdn.microsoft.com/profile?lcid=1041

これをクリックすると、以下のWebページに飛ぶ。ここで、プロファイルについて、「どんな機能なのか」、「どんな役に立つのか」を説明している。フォーラムに積極的に投稿しているユーザー、あるいはサンプルをたくさんアップロードしているユーザーであれば、その成果が画面に出てくることになるので、張り合いが出てきて面白そうだ。

プロファイルについて説明している「入門」ページ

上のWebページにある「Windows Live IDを使用してサインイン」のリンクをクリックすると、Windows Live IDのサインイン画面になる。そこでサインインすると、以下のように基本となるプロフィール画面が現れる。

最初に表示される「既定のプロフィール画面」。まだ何も活動していないので、数字はゼロばかりである

「参加記録」や「活動」のデータは、フォーラムなどでの活動に応じて自動的に更新されていくものなので、手をつける必要はない。ユーザーが変更できるのは、前述したように、表示名・職業・自己紹介文・WebサイトのURLといった情報である。ちなみに「アバター」とあるのは、早い話がプロフィール写真のことである。勘違いされそうなので、この用語は変えてもよいと思うのだが……。

閑話休題。設定変更は、その「アバター」の下にある「プロファイルの編集」をクリックすると遷移する画面で行う。その内容は以下の通りである。

「プロファイルの編集」をクリックすると、プロファイル編集画面に遷移する

「アバター」は「参照」をクリックして、しかるべき静止画像ファイルを指定する。その他の情報はフォームに直接入力する。そして最後に「保存」をクリックすればOKである。

活動記録の内容

では、こうしてプロファイルを作成した後で自動的に内容が更新されていく、「活動記録」と「活動」とはいかなるものなのか。

「活動記録」は、「フォーラム」「TechNet Wiki」「ギャラリー」「ブログ」への投稿・編集・コメントの状況を示している。先のBrad Turner氏の「活動記録」についてはすでに画面を示しているので、そちらを参照していただくのが手っ取り早い。

一方、「活動」は最新のものから順番に遡る形で、具体的にどこで何をしたかが記録されている。何か人の役に立つことをしている分には問題ないだろうが、問題行動を起こした場合も記録が残ってしまいそうである。もっとも、MSDNをマジメに使っていれば、そんなことをするはずはないだろうから、たいした問題ではないだろう。

先に取り上げた、Brad Turner氏の「活動」画面例。同氏が最近、どこでどんな活動をしたのかがわかる

この辺の受け止め方は個人差があるだろうが、こういう形で自分の活躍状況を数字やリストの形で示してくれると、「励みになる」「張り合いが出る」という人もいるだろう。そういう人にとって、このプロファイル画面の「活動記録」「活動」といった機能は重宝しそうである。

それに、自分以外のユーザーから見たすると、コメントしたり、サンプルをアップロードしたりしている人がどこの何者なのか、明確に分かっているほうが安心感がある。そういうメリットもあるので(差し支えのない範囲で、だが)、プロファイルを作成・登録しておくのは良いことではないだろうか。