日本のみならず海外でも単行本が出版され、世界中にファンも多い漫画「ベルセルク」その映画化第1弾となる『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』が2月4日(土)に公開される。本作では主人公のガッツと彼の運命に大きくかかわっていくことになるグリフィスとの出会い、そしてガッツがある決意をするまでが描かれている。

漫画を読んだことがなく、映画で『ベルセルク』に接する方のために、ストーリーを簡単に紹介しよう。主人公は剣だけを信じる孤高の剣士ガッツ。彼は最強の傭兵団“鷹の団”の団長のグリフィスの目にとまり、仲間に加わるように言われるが、ガッツはそれを拒否。結局グリフィスとガッツが決闘を行い、負けたガッツは、鷹の団の一員となる。そしてあまたの激戦をくぐり抜ける中、ガッツはグリフィスに真の友情を感じ始めるのだが、ある夜グリフィスの本心を聞いてしまったことにより、二人の未来が大きく動き出す。

なお原作者の三浦建太郎氏は、「幾度か現場に足を運び、窪岡監督をはじめスタッフの方々の仕事に対する常識を逸するこだわりぶりを見るにつけ、『この人たち、頭がおかしい()』と信頼が深まる一方で、あとは完成するまで誰も過労死しないことを祈るばかりです」と大絶賛している。原作者にここまで言わしめる理由は、手加減なしの映像化にある。背景、甲冑、合戦シーンまで徹底的に時代考証と美術設定が行われ、実写以上の生々しさ、綿密さ、ダイナミックさを実現しているのだ。戦闘シーンに至っては「西洋剣術」の指導を受け、リアリティ溢れる迫力な映像に仕上げている。

ところで、本作には特に目に焼き付けておきたいシーンがある。それは冷静沈着なグリフィスが、ガッツに対して無邪気に笑う瞬間だ。戦いにあけくれるガッツとグリフィスにとって、心が休まるときはあまりに少ない。特にグリフィスが自分の感情をストレートに表情に出すことは稀なので、実に貴重な映像になっている。しかも笑顔の彼の手にあるのは、それを持つ者は自分の血と肉を引き換えに世界を手に入れる運命とされる“覇王の卵・ベヘリット”。破顔するグリフィスは、まだベヘリットの持つ真の恐ろしさを知らず、この後の彼らの過酷な運命を知ることもない。グリフィスの行く末を思え描きながらぜひ鑑賞いただきたいワンシーンとなっている。

マイナビニュースでは、この他にもガッツとグリフィスの印象的なシーンの独占画像を入手し、壁紙を作成、提供している。こちらもぜひお楽しみいただきたい(ダウンロードは下記より可能)。

文●筧みゆき、マイナビニュース編集部

画像は『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』
[(C)三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/BERSERK FILM PARTNERS]
2012年2月4日(土)全国公開


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