バラクーダネットワークスは、先日開催されたAWSサミット(ニューヨーク)に参加し、パブリッククラウド環境の課題についてパートナーやユーザの皆さまから伺うことができました。バラクーダネットワークスは、AWS Marketplace上でBarracuda NextG Firewallを時間課金と年額課金で提供することを開始しました。また、AWSに関するWebサイトを更新し、さらに幅広いリソースと豊富な情報を掲載しています。今日は、バラクーダネットワークスのシニアクラウドプロダクトマーケティングマネージャであるエイミー・ブレイ(Amy Bray)との対談をお届けします。エイミーは、AWSでバラクーダネットワークスが提供しているソリューションや、AWSとのビジネスに関する質問に答えています。

バラクーダネットワークスとAWSのパートナーシップについておしえてください。

バラクーダネットワークスはAWSと数年にわたってコラボレーションを続けてきましたが、AWS APNアドバンスドテクノロジパートナーに認定されました。AWSを選択した理由としては、AWSがプライベートクラウド分野をリードするサービスである点、テクノロジに本格的なイノベーションをもたらすサービスである点、バラクーダのお客様がAWSでのソリューション提供を要望していた点を考慮したからです。優れた柔軟性と拡張性を発揮する環境をAWS上で実現し、エンタープライズレベルのセキュリティ機能を提供できることを非常に嬉しく思っています。バラクーダネットワークスは、ストレスのないパワフルなユーザエクスペリエンスの提供を目標にしています。

バラクーダネットワークスとAWSのパートナーシップは、ユーザにどのようなメリットをもたらしますか?

バラクーダネットワークスは、AWSで4つのソリューション(Barracuda Web Application Firewall、Barracuda NextG Firewall、Barracuda Spam Firewall、Barracuda Load Balancer ADC)を提供しています。この4つは、AWS Marketplaceによる時間課金または年額課金と、BYOL(ライセンスを自分で用意)で提供されます。バラクーダネットワークスは、アプリケーションセキュリティ、ネットワークセキュリティ、メールセキュリティなど、エンタープライズレベルのセキュリティ製品を幅広く提供しており、複数の脅威ベクタに対応します。

APNテクノロジパートナーに認定されたバラクーダネットワークスのソリューションは、AWSの高度な条件を満たしており、AWSクラウドで優れた操作性を発揮するパワフルなソリューションです。

バラクーダネットワークスは、AWS MarketplaceにおいてBarracuda NextG Firewallを時間課金または年額課金で提供することを発表しました。これは、ユーザにどのようなメリットをもたらすのでしょうか?

AWS Marketplaceは、ソフトウェアやサービスのオンラインストアです。ユーザはソフトウェアやサービスを検索し、ワンクリックで購入してすぐ利用を開始できます。料金は従量制なので、ビジネスニーズに応じて調整できます。AWSはこのモデルで課金と決済を行い、ユーザのAWS請求書に料金がまとめて記載されます。このモデルには、初期費用がかからないというメリットがあります。したがって、概念実証や試用には理想的なモデルだといえます。また、テクノロジマネージャは、面倒な料金計算や、サービスニーズの長期予測を行う必要がありません。

従量制のライセンスには、ユーザ向けの管理機能の料金はほとんど含まれていません。利用時間の測定や課金処理はAWSがすべて行います。恒久ライセンス料金は発生しませんし、長期にわたる契約を管理する必要もありません。脅威保護は、AWSインフラの重要な構成要素の1つです。

AWS Marketplaceでは、ソリューションを簡単にオンデマンド導入できます。バラクーダネットワークスのソリューションは従量制なので、必要に応じて保護機能を簡単に追加できます。

バラクーダネットワークスは、AWS Marketplaceコンサルティングパートナープログラムへの参加を発表しました。これは、ユーザにどのようなメリットをもたらすのでしょうか?

AWSには、テクノロジパートナーとコンサルティングパートナーという2つのタイプがあります。バラクーダネットワークスが参加しているAWS Marketplaceコンサルティングパートナープログラムとは、AWSでバラクーダネットワークスのソリューションを提供できるように、チャネルパートナーの皆さまを支援するプログラムです。 AWSコンサルティングパートナーとは、AWS上でワークロードやアプリケーションを設計、開発、構築、移行、管理するお客様を支援するプロフェッショナル企業です。幅広いリソースを活用し、AWSクラウドでのアプリケーションの導入、実行、管理をサポートします。またバラクーダネットワークスは、AWS MarketplaceソフトウェアとAWSプラットフォームに関する豊富なスキルを持っています。

さらに、AWS MarketplaceデータベースにはAmazonコンサルティングパートナーが登録されています。拠点や専門分野に基づいて検索すれば、ニーズに最適なサービスプロバイダを簡単に見つけることができます。

バラクーダネットワークスとAWSは、クラウド移行をどのようにサポートしますか?

AWSとバラクーダネットワークスのソリューションを組み合わせることによって、クラウドへの移行や新規導入作業を簡単に進めることができます。バラクーダネットワークスは、優れた柔軟性と操作性を備えた幅広いソリューションを用意しています。環境の一部をAWSで運用し、残りをオンプレミスで運用する場合でも、優れた実績を誇るバラクーダネットワークスのセキュリティソリューションであれば両方を保護できます。

バラクーダネットワークスのソリューションは、AWS共有責任モデルの最上位に位置します。このモデルを簡単に説明すると、AWSはプラットフォームのセキュリティ(クラウド自体のセキュリティ)を確保し、バラクーダネットワークスはAWS上で構築または接続されているあらゆるコンポーネントのセキュリティ(クラウド環境内のセキュリティ)を確保します。AWSとバラクーダネットワークスを組み合わせることにより、共有責任モデルでの運用効率を大幅に向上することができます。特に、AWSクラウドに環境の一部またはすべてを移行したい場合、バラクーダネットワークスのソリューションを使用することによって作業を大幅に簡素化できます。新しいスキルセットやソリューションの学習やトレーニングは必要ありません。また、AWSに関する豊富な知識をベースに、お客様の課題の解決をサポートします。

AWSで利用できるバラクーダネットワークスのソリューションについて詳しく知りたいのですが。

こちらのWebサイトでは、ソリューションについて非常に詳しく解説しています。また、30日間の無料評価サービスもご利用いただけます。このWebサイトでは、バラクーダネットワークスの新製品に関する発表も随時行っていますので、お見逃しなく。

バラクーダネットワークスのシニアクラウドプロダクト部門マーケティングマネージャであるエイミー・ブレイは、IaaS(Infrastructure as a Service)、つまりパブリッククラウドの専門家です。エイミーは、ビジネスとテクノロジの融合を専門とし、新たに登場するプラットフォームにおいて、パブリック/プライベート/ハイブリッドクラウド環境でバラクーダネットワークスのセキュリティおよびストレージソリューションを活用する方法を提案します。エイミーにつながりたい方は、LinkedInからどうぞ。

※本内容はBarracuda Product Blog 2015年7月23日Q & A on Barracuda solutions for Amazon Web Servicesを翻訳したものです。

クリスティーン・バリー(Christine Barry)(バラクーダネットワークス、チーフブロガー)

本稿は、バラクーダネットワークスのWebサイトに掲載されている『バラクーダラボ』9月1日付の記事の転載です。