2014 年 7 月に JIRA Data Centerをリリースして以来、ディザスタリカバリ (DR) はお客様から最も頻繁にリクエストされる機能の一つとなっています。JIRA はビジネスクリティカルであるため、お客様は災害発生にしっかりと備えてその可用性を確保したいと考えているのです。その意見に耳を傾けた結果、今回その成果を発表できることを私たちは嬉しく思います。JIRA Data Center 6.4 では、地理的に離れた場所において単一ノードあるいはマルチノードのコールド スタンバイ サイトを設定できるようになりました。

自社のディザスタリカバリ プランに適合させよう

ディザスタリカバリ プラン (DRP) は、万一災害が発生した際にビジネスクリティカルなアプリケーションの可用性を確保したい企業にとって不可欠なものです。そして多くの企業にとって、JIRA はそのようなビジネスクリティカルなアプリケーションの一つなのです。JIRA が落ちたら企業の生産性も落ちてしまうのではないでしょうか。これからは、自社の DRP に適合させつつ準備を万全にできます。

もちろん、DRP はどれも若干異なることは分かっています。JIRA Data Center ディザスタリカバリは、あなたの DRP の具体的な要求に適合できるよう、インデックス レプリケーション、アタッチメントのアップデート、そしてデータベースの同期を設定できるのです。

高い可用性とパフォーマンスの維持

JIRA Data Center 6.4 では、スタンバイ DR サイトで必要な JIRA クラスタ・ノードの数を選択します。これは本番サイトと同等あるいはそれ以上のパフォーマンスと可用性をもたらすことも可能です。これで、最悪の事態になってもチームは通常通り業務に従事できるのです。

災害から素早く復旧

スタンバイサイトは、本番インスタンスの再起動に通常かかる程度の短い時間で、使用を開始できます。フェールオーバー時に JIRA が自らのインデックスを構築するのを待たなくていいよう、インデックスをリモートスタンバイのディザスタリカバリサイトに複製する頻度をスケジュールしましょう。スタンバイサイトには、複製された JIRA インデックスと本番データベースのコピー、並びにアタッチメントと重要なプラグインが含まれているため、チームが素早く仕事を再開できるのです。

ヘルスチェックで安心を得よう

ヘルスチェックを行うことで、自社の DRP の適合性に自信が持てます。お使いのスタンバイ JIRA インスタンスに切り替えて、そのデータベース、インデックス、そしてアタッチメントの健全性を自動検証しましょう。

JIRA Data Center のディザスタリカバリは、規模の大きいお客様に特化した、当社エンタープライズ向け製品・サービスの最も新しいラインアップです。アトラシアンは今後もエンタープライズ向け製品・サービスに投資していきます。ご期待下さい!

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本稿は、Atlassian Blogs 日本語版の転載です。本文中の日時などはAtlassian Blogs 英語版での投稿当時のものですのでご了承ください。