お気に入りアプリを即座に起動する方法

アプリを手軽に使うために、まずはよく使うアプリをホーム画面に並べよう。ホーム画面は最初に表示されるもののほか、左右にフリックすると現れる画面がある。最初に表示されるものを中心に右に3つ、左に3つと合計7画面ある。

どの画面にどんなアプリが入っているのかを確認したい時は「Home」ボタンを押してみよう。ホーム画面以外のものが表示されている時に「Home」ボタンを押すと中央のホーム画面が表示されるが、その状態でもう1度「Home」ボタンを押すと7画面の状態がサムネイル表示される。

アプリを起動するためのアイコンは、ホーム画面の何もないところをロングタップして表示されるメニューの「アイテムをホームに追加」といったメニューから「アプリケーション」を選択する。表示されたリストから、配置したいアプリを選択すればOKだ。

ホーム画面は全部で7つある

ホーム画面の何もないところをロングタップすると「アイテムをホームに追加」というメニューが表示される

「アプリケーション」のリストから好みのアプリを指定すると、ホーム画面にアイコンが配置される

機能をホーム画面に埋め込む「ウィジェット」

アプリを起動するためのアイコンではなく、アプリの機能そのものをホーム画面に埋め込んでしまう方法もある。これが「ウィジェット」だ。アイコンと同じく「アイテムをホームに追加」の中から「ウィジェット」を選択すれば追加できるウィジェットリストが表示される。

なかには、同じアプリでもいろいろな形のウィジェットを持っていることがある。ウィジェットのメニューに複数の名前が表示されているものもあれば、メニューから選んだ後で見た目を選択できるものもある。好みのタイプを選択しよう。

採用されているホームアプリ(ホーム画面の見た目や動きを決めるアプリ)によっては、ウィジェットの大きさをユーザーが決めて配置できるが、そうした機能がなく大きさが固定されている場合もある。とにかく、ホーム画面の端の部分など、空いている場所にとりあえず配置して大きさやデザイン、機能を確認してみよう。

機能をホーム画面に埋め込んで利用するのが「ウィジェット」だ

同じアプリのウィジェットでも見た目や機能がいくつも用意されている場合もある

特定機能だけを呼び出す「ショートカット」

アプリの中の特定の機能を呼び出したい場合は「アイテムをホームに追加」の中から「ショートカット」を選択しよう。一見アプリリストが表示されるだけだが、アプリを選択した後にいろいろなメニューを選択できる。

例えば、ブックマークから選択してアイコン化したものをいくつか置いておけば、ブラウザのホームをいくつも設定したかのように、その時々で必要なサイトを真っ先に表示した形でブラウザが起動できる。同じようにアドレス帳も、アドレス帳を開くためのアイコンではなく、特定の人にメールを送ったり、電話をかけたりというアイコンを作って配置しておくことが可能だ。

これらのアイコンやウィジェット、ショートカットが不要になった場合は、アイコンなどをロングタップする。しばらく待つと画面の上下などわかりやすいところにゴミ箱マークが登場するから、そこへドラッグすればOKだ。

7つの画面に何をどう並べたら使いやすいか、よく考えてパズルのように組み合わせてみよう。1画面に並べられるアイコンの数は16個だが、この1個のエリアに複数のアイコンを並べるウィジェットなども存在する。上手にパズルを組み合わせ、使いやすいホームを作ろう。

「ショートカット」はアプリの特定機能をアイコン化して配置する機能だ

不要になったアイテムはロングタップすると削除できる

アプリとSDカードの関係

ここでもう1つ、特にウィジェットの利用に関わってくるものとしてSDカードを紹介したい。「本体メモリには限りがあるから、大きな容量のアプリはできるだけ外部メモリに入れたい」と、Androidに慣れてきたユーザーなら誰もが考えることだろう。

しかし、何でもかんでも外部メモリに入れられるわけではない。アプリの中には、本体メモリしかインストールできないものもある。アプリを本体にインストールするか、外部メモリにインストールするかを決めるのは、アプリの作者だ。なぜ外部メモリに入れさせてくれないのかと言えば、外部メモリに入れるとうまく動かないからだ。

スマートフォンをPCに接続して、USBメモリのように使う「外部メモリモード」にすると、micro SDカードなどの外部メモリはアンマウントされる。つまり、スマートフォンから認識できなくなる。つまり、この間は外部メモリに入っているものが呼び出せなくなるわけだ。そのせいで、ウィジェットのように、常時表示しておくものが外部メモリに入っていると不都合が生じる。

充電中などにきちんと「充電のみ」で接続してくれるユーザーのみならばよいが、常に「外部メモリモード」で接続してしまうユーザーもいるだろう。そのため、キャリアメールのように頻繁に確実なアクセスをしなければならないアプリは本体メモリにしかインストールできないようになっているなどの予防策がとられているが、ユーザー側も使い方をよく考えてインストール場所を決定しよう。

「設定」の「アプリケーション」で「アプリケーションの管理」を開き、各アプリを確認するとSDカードにインストールできるかどうかがわかる