ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。
■5位:親孝行スクープ! 櫻井翔が軽井沢の1億円別荘を両親にプレゼント
『週刊女性』の見出しは、「櫻井翔"先に生まれた"両親へのプレゼント 1億円別荘完成」。櫻井翔(35)が軽井沢に約300坪もの別荘を購入し、両親に贈ったという。
別荘は軽井沢駅から車で15分、白樺などが茂る森の中にあり、最も坪単価の高いエリアに建てられた。そこは中曽根康弘元首相が所有していた土地のようで、「櫻井と元首相の孫が慶応義塾の幼稚舎から同級生だった」という縁があるらしい。
「建物は9月に完成し、庭の手入れが済めば住める状態」の別荘は、土地6000万円、建物4000万円で計1億円程度とのこと。櫻井はこの豪邸を自らのためではなく、昨年6月に総務省事務次官を退官した父と、それを支えた母のために購入したのだ。何とも親孝行な息子だが、父もまた高額所得者だけに1億円でも安い気がしてしまう。その父は昨年6月、自民党から東京都知事選出馬の要請を受け、断ったという一幕があった。現在の小池都知事を見ればいろいろな意味でハードさがうかがえるが、櫻井の父は今後、東京と軽井沢を行き来しながらのんびり暮らすのだろうか。
■4位:東尾理子が第3子妊娠を公表。「3たび不妊治療が成功」に複雑な声
7日、東尾理子(41)がレギュラーを務める番組で、第3子妊娠を公表した。生放送中、「実は私、新しい命を授かったんです」「ビックリしてるんですけど」と笑顔で話した理子。現在妊娠5カ月で出産予定は4月という。さらに、ブログで第1・2子と同じように不妊治療を経ての妊娠だったことを告白。第2子妊娠の際に凍結していた受精卵で第3子を授かったことが明らかになった。
理子は今月18日に42歳の誕生日を迎えるだけに、「年齢のことはもちろん、自分が一人っ子で育ってきたため、三人の育児はどうやってやるのだろう?という不安もあります」とホンネを吐露。しかし、「強い生命力を持った命を大切に育てて行きたいと思います。先ずは無事に出産を迎えられる事が出来るよう、それまでの毎日を大切に過ごしていきたいです」と前向きにつづった。
不妊治療で3人も授かったのだから快挙と言える反面、「芸能人だからお金と時間に余裕がある」「不妊で悩んでいる人が多いのに3人は欲張りすぎ」なんて声も聞こえてくる。いずれにしても、理子が不妊治療タレントの第一人者となったのは間違いない。
あらためてファミリーの歴史を振り返ると、理子は2009年12月に石田純一(63)と結婚。2012年11月に長男・理汰郎くん、2016年3月に長女・青葉ちゃんが誕生していた。石田は通算5人目になるが、今回の子が成人するとき84歳というから驚いてしまう。ただ、何かとおさわがせのいしだ壱成(42)、すみれ(27)も含め、ファミリーの交流が活発なだけに不安は少ないのかもしれない。
■3位:時任三郎の妻が初告白120分。「夫が私をヒーラーにしてくれた」
その見出しに引かれて思わず3位に選んでしまったのが、『女性自身』の「初告白120分 時任千佳さん(50) 私をヒーラー(霊的治癒者)にしてくれた時任三郎(59)との結婚生活27年」。目を疑いたくなるようなフレーズだが、はたして夫の活動的に問題ないものなのか。
「先週まで1カ月半ほど、インド、ブータンにある聖地をめぐるたびに出ていました」と話すように、千佳さんはライフ・カウンセラーとして世界を駆けめぐり、人々の心を癒してきたという。
まず話しはじめたのは、「幼いころから霊体を見たり、話しかけられたりという経験をした」「モデルの仕事をはじめてホテルに泊まっても、地縛霊のために一晩中おびえて眠れなかった」「怪しい人間と思われることが嫌で、なかなか人にも相談できない」などのつらい過去。自らも悩んでいたという話は、ありがちだが、もし本当ならどんなにつらいことか。
転機となったのは、夫・時任三郎との出会い。24歳で結婚したあとは、霊媒能力をある程度コントロールできるようになったという。千佳さんいわく時任は、「ふつうの人なら、ヨガで瞑想しながらやっとたどりつける境地に、自然に立っている不思議な人」らしい。つまり、時任がめちゃめちゃ凄い人と言いたいのだろうか。
千佳さんは2010年から2年間、青山にヒーリング・サロンを開いたあと、世界の聖地からメッセージを発したり、日本各地でヨガのワークショップを開催したり、著書も出版。時任も応援し、家のことをサポートしているという。今夏に時任が出演したドラマ『過保護のカホコ』そのまんまだ。賛否はあれど、今のところ時任の芸能活動に支障がないラインであることは分かった。
■2位:武豊がまたも美人キャスターと熱い夜。京都の大通りで堂々と
『FRIDAY』が武豊(48)と美人競馬キャスターの熱烈キス写真を掲載した。
菊花賞を終えた10月22日の深夜、武が口説いていたのは競馬キャスターの小浦愛(26)。仕事上の関係はわかるが、人通りの多い京都・四条河原町の交差点で手をつなぎ、抱き合っているのだから大胆だ。同誌によると1分もの長いキスで、その後は「帰る」「帰らないで」のやり取りを繰り返していたようで、手をつないで夜の町へ消えていったという。
11月5日、記者が帰宅した武を直撃。武は小浦と一緒にいたことを認めながらも、「ベロベロだったでしょ」「知り合いですよ」と否定した。すると、自宅から量子夫人(49)が登場。武は家の中に戻るよう促したが、けっきょく夫人同伴取材になってしまった。武が苦笑いしながら否定を続ける中、「(私たち)二人の写真を撮ってください」とカメラマンにピースサインするなど、天真らんまんな対応を見せる量子夫人。その見た目もやり取りも、バラエティ番組に引っ張りダコだったころと何も変わっていないのが凄い。
武は2015年10月にもキャスターの美馬怜子(33)と六本木での手つなぎデートとホテルでのお泊まりを報じられている。そのため「女グセ、酒グセが悪い」という声も多く、今後もレース直後の日曜夜は、記者からマークされるだろう。一方、現場の女性キャスターたちは武を警戒するのではないか。
■1位:「佐々木希がおなかぽっこり、米国出産計画!」は誤報? 妊娠報道に非難
今週の1位に選んだのは、「これはダメでしょ」という誤報。『女性自身』が「結婚7カ月の"異変"撮 ぺたんこ靴に……おなかはぽっこり! 佐々木希(29)」と妊娠を報じたが、すぐに本人から否定された。
今年4月に渡部建(45)と結婚後、佐々木はドラマ出演などで多忙だったが、秋になりようやく落ち着いてきたという。10月下旬の昼下がり、ペットのトリミングサロンに現れた佐々木は、ゆったりしたワンピースにぺたんこのブーツ。その後、店を出て歩く姿を見た記者は、おなかがぽっこりしている"異変"に気づいたという。確かに佐々木は出産願望があり、渡部はアラフィフに突入。妊娠に結びつけたくなる気持ちは、それなりにわかる。
同誌はさらに、渡部には"エリート志向"があり、子どもに「早いうちから多くの選択肢を与えてあげたい」「とにかく英語力が大事。子どもがアメリカ国籍を取得できるように準備しておきたい」という意向を掲載。何と「米国出産も視野に入れている」と書き切った。
しかし、所属事務所は「現段階で妊娠している事実はございません」。佐々木本人もイベント出演時に「(記者の『おめでたですか?』という問いかけに)「まだなんです」と否定した。記者が続けざまに「いい報告、待っています」と声をかけると、佐々木は「はい!」と笑顔。真偽はさておき、本人が完全否定している限り、妊娠に関しては誤報と言ったほうがいいだろう。
「おなかぽっこり」というフレーズが失礼である上に、もし報道が原因で母子に何かあったらどう責任を取るのか。ネット上に同誌への非難が殺到しているのは、そもそも世間の大多数は早期の妊娠報道を求めていないからだ。
□おまけの1本「マカオで営業に活路。ノリピーはいまだ"怪物級美魔女"」
覚せい剤騒動から8年、『週刊新潮』が酒井法子(46)の意外な近況を報じた。何と海外では、いまだにVIP扱いで大人気らしいのだ。
酒井は、マカオで開催されるカジノの見本市に2年連続で登場。「昨年、事前告知がなかったにも関わらず100人近い人が殺到した」というから、やはり人気はあるのだろう。昨年3月と今年1月には韓国のカジノでもディナーショーを開催。来年1月にも香港でコンサートを開催予定であり、チケットは3日で完売させたようだ。ちなみにギャラは1回150~200万円とのこと。1990年代前半の中華圏進出から20数年になるが、46歳になった今でも「怪物級美魔女」と呼ばれているという。
日本では冷たい目で見られる一方、アジア諸国なら超一流の美魔女扱い。それなら無理に日本で頑張ろうとする必要はないのかもしれない。
■著者プロフィール
木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。