iOSに付属の『リマインダー』は、大切なこと、必ず処理しなければならないことを登録しておくことで"もの忘れ"を防止するためのアプリ。登録内容は手作業するもよし、Siriに「○○をリマインド」と話しかけてもよし、方法はともあれマメに登録するともの忘れ防止に効果がある。

そんな『リマインダー』だが、単発の要件を登録するだけでは惜しい。指定日時を登録しておけば大切な人に電話する約束を思い出せるし、場所を登録しておけば近所のスーパーを通りがかったタイミングで買い物リストを表示してくれる。ただのチェックシートであれば『メモ』アプリでもじゅうぶん役割を果たせるのだから、日時/場所の指定など『リマインダー』ならではの技を使おう。

なかでも知っておきたい技が「繰り返しのカスタマイズ」だ。繰り返しの周期が「週」であれば曜日を、「月」であれば日にちを任意の数だけ指定できる。変則的なパターンも使えるので、たとえば毎週月・水・土とか、毎月9日と24日とかも指定可能だ。

このカスタマイズは、銀行の自動引き落とし対策に重宝する。クレジットカードの引き落とし日は、カード会社によって毎月10日のところもあれば26日のところもあるなど統一性がなく、複数のカードを活用していると忘れそうになることがある。そこへ住宅ローンのように任意の日付を指定できる自動引き落としもくわわると、余計に混乱するものだが、リマインダーに登録しておけば思い出せる。うっかりの残高不足もなくなることだろう。

なお、繰り返し単位が「毎月」の場合、「第2 月曜日」や「第4 火曜日」のようなパターンも指定できる。ただし月に1回ペースでしか登録できないため、「資源ゴミは毎月第2・第4火曜日」といったパターンの場合、2つのリマインドを作成することになるので注意しよう。

操作手順をカンタン解説

1 作成したリマインドの右端にある「i」をタップする

2 「指定日時で通知」スイッチをオンにして、現れた「繰り返し」をタップする

3 「カスタム」をタップする

4 繰り返しの単位に「毎月」、繰り返しの頻度に「か月」を選び、指定日を選択していく

5 繰り返しパターンに「指定日」を選ぶと、「第2 火曜日」のようなパターンを指定できる