夏が来るたびに毎年悩むのが、「真夏のドライヤー暑すぎ問題」。私は汗っかきなので、せっかくお風呂でサッパリしても、火照ったカラダから再び汗が流れ出してしまいます。

かといって冷風設定にしても、弱くてぬるい風が届くだけで一向に髪が乾きません。両手が塞がるのでスマホはいじれず、ドライヤー音でテレビも見られないので気も紛らわせない。ヘアドライは、不快で、非生産的で、面倒くさい行為なのです!

そんななか、「Dyson Supersonic ヘアードライヤー」の新モデルが出たとのことで、さっそく試してみました。

Dyson Supersonic第2世代を使ってみた


コンパクトサイズなのにハイパワー!

私の毛髪事情はこんな感じ。

  • 髪型: 前下がりショートボブ
  • 髪質: 多・太・硬。クセありなのでストレートパーマをかけている
  • 悩み: ボリュームがあり全体が広がりやすい。髪も痛みがちで、アホ毛と毛先のパサつきが気になる

一般的なドライヤーは、ヘッド部分にモーターがありますが、当製品は小型の高速デジタルモーターがハンドル部分に搭載されており、バランスのよい設計を実現したとのこと

Dyson Supersonicを試すのは今回が初めてだったので、まず本体のコンパクトさにびっくり。ヘッド部分が手持ちのドライヤーの半分以下のサイズしかなく、安定して持つことができました。

ハンドル含めて高さが24.5cmあるのと、電源コードがやや太いのとで、必要な収納スペースは一般的なドライヤーとそれほど変わりませんでしたが

スイッチをオンにすると、大風量とは思えない「キューン」という線の細い運転音が。「あれ、期待しすぎたかも…」と不安を覚えつつ使い始めた次の瞬間、強烈な風が我が毛髪に襲いかかりました。

普段フェイスパックをしながらドライヤーをかけるのですが、あまりの風量にパックが剥がれ、拾おうとアタフタして一人ドリフ状態。しかしその威力にもすぐに慣れ、多・太・硬のショートボブを5分程度で乾かすことができました。普段使うドライヤーでは8分以上かかるので、およそ2/3の時間短縮です。

風量は、一般的な風量特化型のドライヤーが1.6~1.9立方メートル/分程度なのに対し、Dyson Supersonicは2.4立方メートル/分という大風量。ご覧の通り毛先が吹っ飛びます

速乾性と同じくメリットを感じたのが、温風によるやけどに気を遣わずにすむこと。一般的なドライヤーの温風温度は100度~120度あり、同じ箇所に風を当て続けるとやけどの恐れがあります(「髪から○cm離す」「1箇所に温風を当てるのは○秒以内に」等の注意書きがあるのもそれが主な理由)。そのため私はドライヤーを左右に振ったり、もう片方の手で髪をちらしたりしていました。

しかしDyson Supersonicは、風速を最大にした際の最高温度が78度程度。温度センサーによって温度が上がりすぎないようコントロールする機能により、過度の熱によるダメージを防ぎます。

そのため右手で適当にドライヤーを当てていても、やけどや髪の痛みを気にせず、左手でスマホをいじりながら乾かすことができました。ヘアドライの5分くらい、スマホから離れろよって話ですが。

それでもダメージが怖いので、できるだけ離してまんべんなく風を当てるようにしています。汗をかく量も減りました