タミヤが展開する、モーター付き小型自動車型プラモデル「ミニ四駆」の新機軸「クロスシステム」が、「第56回 静岡ホビーショー」(ビジネスデイ5月11・12日、一般公開日13・14日)の会場で公開された。ボディが3分割で構成され、"自分だけの"ミニ四駆がより手軽に作成できるようになる。
「ミニ四駆」は、タイヤやモーターを支える「シャーシ」と、「シャーシ」を覆い、保護する「ボディ」で構成。今回登場した「クロスシステム」は、今までの「ボディ」の概念とは大きく異なる新たな路線で、走りだけではない「ミニ四駆」の魅力を体現するものになっている。
「クロスシステム」を搭載したミニ四駆の第一弾として展示されていたのは、5月27日発売予定の「デクロス-01(MAシャーシ)」(1,080円/税込)。ボディを3分割し、オープン・クローズのボディ形状が楽しめる。さらに同シリーズのほかのマシンや、異なるカラーリングのボディと組み合わせることで、"自分だけの"ミニ四駆を表現することができるという。「デクロス-01」のデザインを務めたのは、元本田技術研究所デザイナーとして、ZOOMERなどを手がけた、やまざきたかゆき氏。未来的な印象のデザインに仕上がっている。
また、3分割の中央のキャノピー部分をはずしてキャラクターを乗せることも可能に。よりオリジナリティあふれるミニ四駆で、SNSなどでの盛り上がりも意識する。7月には、「スピンバイパー パールブルー スペシャル(VSシャーシ)」(1,188円/税込)も発売され、バリエーションは今後も増えていくようだ。
「シャーシ」では、「スーパーFMシャーシ」以来21年ぶりとなるフロントモーター型の「FM-A シャーシ」が公開。Aは「Aero(エアロ)」の略で、「AR」「MA」同様にハイスペック・エアロデザインを採用している。これにより、ハイスペック・エアロ仕様の「シャーシ」に前・中・後のバリエーションがそろったことになる。