農業機械をつくるヤンマーが、本社ビルの社食を、週末限定で一般開放することが話題になりました。ニュースとしてはすでにお伝えしていますが、ミツバチが店内で飼育されているなど気になるトピックが多かったので、この週末の初回オープン日にさっそく行ってきました。
11時の開店時間をちょっと過ぎたくらいに到着したところ、行列ができていました。話題の社食ランチをいち早く食べようという人が多かったのでしょう。
ただ、行列ができていたのは、先に会計を済ませてカウンターで料理を受け取り、自分で席に運ぶいわば「スタバ方式」をとっているシステム上の都合がありそうです。席自体は200席ほどあるそうで、会計後に席が空くのを待つ必要はなく、すぐに座れました。
ミツバチのいる社食
本社最上階にある店内には、ガラスに囲われた中庭が中央に配置されています。そこは吹き抜けになっていて、外で蜜を集めてきたミツバチが中庭に設置された巣箱に出入りしているのが見えるようになってました。
今は冬なので、ミツバチは半ば冬眠状態。そのため、20匹ほどしか目視できませんでしたが、実際には数万匹飼育しているとのことです。梅田一帯を飛び回って蜜を集めていると聞いて、よくビル最上階の中庭に帰って来られるな…と感心しました。
ここで採れたハチミツを使ったメニュー「プレミアムマルシェカレー」を注文してみました。カレーはちょっと辛めで、途中からハチミツをかけると、2種類の味が楽しめます。
ハチミツはさらっとしていて、フルーティな風味。季節によって蜜の採れる花が変わるため、ハチミツの味も時期によって変わるそうです。自社農場で生産しているサラダの野菜も新鮮、シャッキシャキでした。
カレーのほかには週替わりの献立が楽しめる「プレミアムマルシェランチ」があります。豪華なワンプレートランチにお味噌汁、ご飯がつくもので、メインは肉・魚から選べます。
今回は肉をチョイス。肉質はやわらかくてソースも美味でした…!個人的にはこのお肉が一番気に入りました。全体的に付け合わせも野菜多めで、野菜の味を活かした味付け箸が進みます。子供も副菜のにんじんの小鉢を夢中で食べていました。
冒頭でも席数は多いと書きましたが、店内のレイアウトが大変ゆったりしていて居心地がよかったです。飲み物はフリードリンク制で、子供用にストローが刺せるフタ付きカップも用意してあったのが子連れには大変ありがたい気遣い。コーヒーも薫り高く大満足でした。
梅田の中心街でこれだけゆったりできる場は大変貴重で、なおかつコンセプト通り、ヤンマーの食への取り組みを見て、食べて感じることができました。お値段も良心的なので、美味しくてヘルシーなものを食べたいと思ったときに、選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょうか。