2月12日より放送スタートする「スーパー戦隊」シリーズ最新作『宇宙戦隊キュウレンジャー』に登場する戦士たちが、22日に日本武道館で開催された「仮面ライダー生誕45周年 × スーパー戦隊シリーズ40作品記念 45×40 感謝祭 Anniversary LIVE & SHOW」のスーパー戦隊DAYで初お披露目された。

上段左からバランス、岸洋佑、大久保桜子、ガル、チャンプ、下段左からラプター283、山崎大輝、岐洲匠、榊原徹士、神谷浩史、ショウ・ロンポー

「宇宙」と「星座」という壮大なモチーフに、スタート時においてシリーズ史上最多人数となる9人の戦士が登場することから大きな話題を呼んでいた本作。戦士たちはそれぞれが異なる星座系出身の宇宙人という設定で、非ヒューマンタイプの戦士には実力派声優がキャスティングされていることが今回明らかになった。

ガル/オオカミブルーには『ONE PIECE』ロロノア・ゾロ役などで知られる中井和哉、黄金色の派手なビジュアルのバランス/テンビンゴールドには『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』で主人公・東方仗助を演じた小野友樹。さらに、タフな熱血漢のチャンプ/オウシブラック役をベテランの大塚明夫が演じる。「オファーをいただいた時、てっきり悪役だと思っていたのでびっくりした」という大塚だが、「1年間地球を守ってみせます」と正義の味方としての意気込みのコメントを寄せた。

また、司令官ショウ・ロンポーの秘書も務めるアンドロイド・ラプター283/ワシピンク役には、『海賊戦隊ゴーカイジャー』でルカ・ミルフィ/ゴーカイイエローとして活躍したM・A・O(市道真央)が決定。そして戦隊をまとめる司令官ショウ・ロンポー役を、文化放送のラジオ番組『東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー』(毎週金曜深夜24時30分~25時)でパーソナリティーも務めている声優の神谷浩史が務めることが発表された。

会見には、ヒューマンタイプの戦士を演じるシシレッド/ラッキー役・岐洲匠、サソリオレンジ/スティンガー役・岸洋佑、ヘビツカイシルバー/ナーガ・レイ役・山崎大輝、カメレオングリーン/ハミィ役・大久保桜子、カジキイエロー/スパーダ役・榊原徹士の5人とともに神谷も登壇。若手俳優たちが初々しく出演の喜びを語る中、神谷は「歴代の司令官はみんな説得力のある声をしています。僕の声は説得力がないので、『なぜこの貫禄あるビジュアルで僕をキャスティングしていただいたんだろう?』と思っていたのですが、『実は、このキャラクターはいいかげんな人なんです』と言われて納得しました」と明かして会場を沸かせていた。

『宇宙戦隊キュウレンジャー』のストーリーは、"地球侵略を企む悪の集団から地球を守るヒーロー"という「スーパー戦隊」の定番をひっくり返し、すでに悪の組織<ジャークマター>に支配されてしまった世界を舞台に、9人のヒーローたちが宇宙を解放するために戦う姿が描かれる。オープニングテーマに新人の幡野智宏を起用するほか、エンディングテーマは『海賊戦隊ゴーカイジャー』でオープニングを担当した松原剛志による「キュータマダンシング!」。ラッキィ池田のダンス振り付けが付くことも発表された。

ヒューマン・非ヒューマンの混成チーム、さらには各自個性的なスーツのビジュアルに、漫画家・久正人氏が手がける宇宙船や敵のデザインなど、発表時からインパクトを与えた"戦士数"に負けない要素が盛りだくさんとなっている本作。2月12日に控えた放送はもちろん、戦士たちが使う武器や合体ロボなど、今後の新情報にも大いに期待できそうだ。

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