2015年12月から2016年4月にかけて全4話構成で有料配信されたアニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』の続編制作が決定。特報映像とともに、続報決定に際したメインスタッフ・キャストコメントが発表された。

アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』は、漫画雑誌『ビッグコミックスペリオール』(小学館刊)にて連載中の太田垣康男氏が手掛ける累計発行部数200万部を突破した大ヒットコミックスをアニメ化した作品。人気作『機動戦士ガンダムUC』と同じく、サンライズの第一スタジオが手がけた一期は、圧倒的な映像表現と演出、そしてイオ・フレミング役の中村悠一、ダリル・ローレンツ役の木村良平といったメインをはる人気声優の熱演ぶりに加え、ジャズ・ミュージシャンの菊地成孔氏の手がけた音楽も反響を呼び、多くのオトナ「ガンダム」ファンの心をつかんだ。2016年6月には有料配信版全4話に新規カットを追加したディレクターズカット版『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』もイベント公開されている。

新たに公開された特報映像では、第二期より登場するアトラスガンダムのティザーカットが登場。続報は随時作品公式HP、twitterなどで明らかにされていくという。

漫画原作・デザイン 太田垣康男氏コメント

続編決定の報せを聞いたときは「やっぱりきたか!」と思いました。自分自身ももちろんやってほしいと思っていましたし、劇場やSNSで熱い反応をいただいていたので、実は内心期待していました。続編決定はファンの皆さんの応援のおかげです。
漫画はアニメスタッフへの挑戦状のつもりで描いていたので、アニメスタッフが呈示してくれるアンサーをまた観ることができるのが僕自身もとても楽しみです。
長年のガンダムファンはもちろん、しばらくガンダムから離れていた方々にもすんなり入れる作品になっていると思いますので、ぜひ観て、楽しんでください。そして引き続きの応援をよろしくお願いします!

監督・脚本 松尾衡氏コメント

続きを作れるとは思っておらず、前の4話で終わるつもりで作っていたので、続編決定の報せを聞いたときはボーナスをもらったような気持ちでした。
ただ、いざ続編を作ることになって漫画原作の続きをより詳細に読んだら、物語の構成がそれまでとはがらりと変わっていて難題がたくさんあったので、大きなプレッシャーを感じていました。構成を作るのは大変でしたが、悩んだ分ファンの皆さんには喜んでいただける、満足いくものが作れていると思います。
ファンの皆さんが買ってくれたから続きを作ることができました、ありがとうございます! またお付き合いください。前よりも登場人物も増えて、いろんな展開が観られると思うので、引き続き楽しみにしていてください。

イオ・フレミング役 中村悠一コメント

以前『サンダーボルト』の舞台あいさつで実際に観客の皆さんにお会いしたとき、男性にも女性にも多くいらしていただいていて、とても満足した表情をしていただけていたので、続編ができたらいいなと思っていました。お陰様でこんなに早く続編が決定しました。ありがとうございます。
僕自身が『ガンダム』シリーズのファンで、『サンダーボルト』の完成したフィルムを観たときすごく楽しく、満足させていただいたので、この続きをいちファンとしてもとても期待しています。これまでと比較して大規模戦闘ではない若干地味な戦闘シーンが増えると思いますが、それはまた違う魅力として楽しんでいただければと思います。
『ガンダム』シリーズファンの方にも、『サンダーボルト』ファンの方にも満足してもらえるものになると思っていますので、引き続き応援よろしくお願いします。

ダリル・ローレンツ役 木村良平コメント

前作がすごく面白くて、イベント上映の際に舞台あいさつでいろんなところに行ったときも観客の皆さんがすごく楽しんでくださったという手ごたえが感じられたので、きっと続きがやれるのではないかなと思ってはいましたが、まさかこんなに早くできるとは思っていなかったのでうれしい驚きでした。
漫画原作ではこのあと登場人物も増えて、モビルスーツも増えて、広がりを見せていくのが見どころです。ダリルの見せ場もあるので収録もとても楽しみですし、完成を皆さんと同じく楽しみに待ちたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。


なお、2017年1月20日には、『機動戦士ガンダム サンダーボルト』で音楽を担当する菊地成孔氏によるスペシャルライブの開催も決定。本格始動に先がけ、第二期の新作映像も初披露予定になっているという。

(C)創通・サンライズ