毎年秋に開催されているクリエイティブの祭典「TOKYO DESIGN WEEK(東京デザインウィーク)」が、今年も東京都・明治神宮外苑 絵画館前にて10月26日~11月7日に催されている(11月1日は休場)。デザイン、アート、ミュージック、ファッション、フードなどさまざまなジャンルの最先端のクリエイティブを余すことなく体感できるイベントだ。
数ある展示のなか、ここでは、来場者参加型のインタラクティブアートや最新技術を駆使したIoT、デジタルプロダクトなどを展示する「Interactive展」と、ロボットや最新技術を搭載したデバイスを展示する「Super Robot展」などの中から、「ものづくり」に関わる人向けの必見作品をいくつか紹介したい。
3Dプリントによるプロジェクトを多数展示- オートデスク
オートデスクのブースでは、「Make anything.」をテーマに、未来のデザインや建築、アート作品の展示と、3Dソフトウェアとデジタル機器を使って誰にでもできる工作ワークショップを毎日開催している。
展示されているのは、3Dプリントによるミッドソールを使用したアンダーアーマーのトレーニングシューズ「Architech」をはじめ、3DCGソフト「Maya」でデザインされたメルセデス・ベンツのコンセプトカー「バイオーム」の模型、オランダのファッションデザイナー"アヌーク・ウィップレヒト"氏が手がけた、3Dプリントによる蜘蛛のような形の反応型ドレス「スモークドレス」(ドレスのそばに近づくと生地に埋め込まれたセンサーが反応して、蒸気のような煙を出す)などの最新デザイン・エンジニアリングの事例が紹介されている。
また、ワークショップは短時間で気軽にできる工作から、時間をかけて完成させるものまでさまざま。基本的に予約は不要だが、週末や祝日に開催されるワークショップは事前予約が必要となる。同ワークショップの開催時間や予約受付は「Tokyo Design Week Autodesk Booth Workshop|EventRegist」ページを参照のこと。なお、予約が必要なワークショップの内容は、「Autodesk Fusion 360」を使ってブレスレット・迷路をデザインし、その場で3DプリントまたはCNC加工でファブリケーション加工できるということだ。