10月27日発売予定の新作タクティカルアクションゲーム『ベルセルク無双』の完成発表会が18日に都内で開催。会場には、バズーソ役を務めたお笑い芸人・ケンドーコバヤシが応援に駆けつけた。

左から、ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア VP 川内史郎氏、『ベルセルク無双』ディレクター・河合大氏、コーエーテクモゲームス代表取締役社長兼『ベルセルク無双』プロデューサー・鯉沼久史氏、ケンドーコバヤシ

『ベルセルク無双』は、群がる大勢の敵を一掃する爽快感が魅力の「無双」シリーズの流れを汲むタクティカルアクションゲーム。本作では、従来のシリーズのような敵を吹っ飛ばすアクションに加え、主人公・ガッツの持つ大剣「ドラゴンころし」を振り回し、「両断する」「斬り潰す」といったパワフルな戦い方も再現されている。メインモードでは「黄金時代篇」から「千年帝国の鷹篇」の終盤までという、原作ストーリーの大部分を網羅。もちろん、ガッツ以外にも本編で活躍するキャラクターも登場し、キャラクターボイスには劇場版や今年7月より放送されていたアニメ本編と同じ豪華声優陣を起用する。

『ベルセルク無双』のゲーム画面

発表会冒頭には、コーエーテクモゲームス 代表取締役社長兼『ベルセルク無双』プロデューサー・鯉沼久史氏が登壇。「ファンの皆さんが待ち望んだ『ベルセルク』が、ついに"無双化"します」とあいさつし、「2017年にはアニメの次期シリーズが開始されるということで、今後も『ベルセルク』を、さらに盛り上げていきます」と展望を述べた。その後、『ベルセルク』大好き芸人であり、バズーソ役の声優を務めたケンドーコバヤシ(以下、ケンコバ)が「ドラゴンころし」を携えて登場。トークセッションに突入した。

ケンコバは2012年公開の劇場アニメ『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』で"30人斬りのバズーソ"役を演じ、今回『ベルセルク無双』でもバズーソ役として登場することに。また、ゲームに収録されるボイスは劇場版の使い回しではなく、すべてゲーム用に新規収録しているという。

今回のゲーム化についてケンコバは、「『ベルセルク無双』、やっときたかという感じ。(このシリーズに)最も向いているのが『ベルセルク』。一人で多くの敵をなぎ倒しているので、こんなに向いている作品はない」と本作をアピール。さらにゲームでの声優に初挑戦ということで、「ゲームでもバゾーソをやれると聞いたときは、まさにアレが縮みあがる思いでした」と、ケンコバらしい下ネタチックなコメントで喜びを爆発させた。

さらに発表会では、『ベルセルク』の原作者・三浦建太郎氏からのコメントが到着。コメントは「伝統のある無双シリーズに取り上げていただいて光栄です。『無双』史上、一番ストレス発散度の高い作品ではないでしょうか。みなさん頭をからっぽにして『ドラゴンころし』をブン回してください」というお祝いメッセージで、さらにケンコバには「バズーソ役バッチリでした。ケンドーコバヤシさんのいつか(劇場版の舞台あいさつ)の甲冑姿は、騎士というよりは戦国武将に見えました(笑)」との激励コメントも。ケンコバは、三浦氏に感謝を述べつつ、「これは、ほかの無双シリーズにも打って出ろということですね」と次回の「無双」シリーズ出演を鯉沼氏にアピールした。

その後、ケンコバは『ベルセルク無双』の実機プレイに挑戦。ゲームはバズーソがボスとして登場するステージで、ケンコバは青年期のガッツを操作し、バズーソに挑む形に。「無双」シリーズに慣れているというケンコバは、軽快なボタン操作と強力な必殺技を駆使し、自らが声優を務める強敵・バズーソを豪快に撃破。「自ら命を吹き込んだキャラを自ら倒す……めちゃくちゃ気持ちいいですよ」とゲームの感想を述べた。

最後のあいさつでは、ケンコバが「原作では青年期のガッツは特にめちゃくちゃ。その感じが凄く出てる。『ベルセルク』ファンとしてもゲームファンとしても納得の出来。『ベルセルク無双』でストレス解消してください」と絶賛し、イベントは終了した。なお、『ベルセルク無双』発売と、アニメ『ベルセルク』Blu-ray BOX第1巻の発売を記念したスペシャル番組がニコニコ生放送と、YouTube Liveにて10月26日に配信される予定なので、興味のある人は要チェック。

『ベルセルク無双』は、2016年10月27日に発売予定で、対応機種はPS4/PS3/PS Vita。価格はPS4版がパッケージ版、DL版共に7,800円(税抜)、PS Vita版がパッケージ版、DL版共に6,800円(税抜)、PS3版はDL版のみで7,800円(税抜)。

(C)三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/ベルセルク製作委員会
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