スクウェア・エニックスは5日、ゲーム観戦の面白さを発信するシアターカフェ&ダイニング「ストーリア(STORIA)」を、東京・池袋にオープン。その前日に行われたオープニングセレモニーには、タレントの吉木りさやプロボクサーの宮尾綾香、お笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズが応援に駆けつけた。

左からコロコロチキチキペッパーズ(ナダル、西野)、スクウェア・エニックス代表取締役社長・松田洋祐氏、吉木りさ、宮尾綾香

「ストーリア」は、食事やお茶をしながらゲームを楽しむことができるカフェ&ダイニング(場所は「タイトーステーション 池袋西口店」の6F)。店内には、ゲーム観戦やゲーム関連の映像が上映されるほか、常設ステージではゲームコンテンツを使ったさまざまなイベントが開催される。また、店内の壁際に電源コンセントが数か所設置されている。

さらに、店舗ビルの入口(タイトーステーション 池袋西口店 1F)に設置された巨大スクリーンを使ったパブリックビューイングも実施予定で、より多くの人がゲーム観戦を楽しめるという。そのほか、ファミコンやPCエンジン、メガドライブといったゲーム機やゲームソフトがディスプレイされているため、レトロゲーマーたちのトークにも花が咲きそうだ。

セレモニー前半は、ゲームプロデューサーをゲストに招いてのトークセッションが行われ、『ドラゴンクエストX』プロデューサー・齊藤陽介氏(スクウェア・エニックス)、『ファイナルファンタジーXIV』プロデューサー兼ディレクター・吉田直樹氏(スクウェア・エニックス)、『モンスターハンター』シリーズプロデューサー・辻本良三氏(カプコン)、『ストリートファイターV』プロデューサー・杉山晃一氏(カプコン)、『BLAZEBLUE』シリーズプロデューサー・森利道氏(アークシステムワークス)、『Alliance of Valiant Arms』運営プロデューサー・井上洋一郎氏(ゲームオン)がステージに登壇。

吉田氏は、海外ではすでにゲームをスポーツのように観戦する「eスポーツ」が盛んであることを紹介し、「ようやく日本でもeスポーツが楽しめる場所ができたことは素晴らしい」と大絶賛。また、辻本氏は「ほかの人のゲームプレイを見ることは楽しいのはもちろん、自分がプレイする際の参考にもなる。この『ストーリア』は、自分磨きやワイワイ楽しめる場所になる」と期待を寄せた。

左から齊藤陽介氏、吉田直樹氏、杉山晃一氏、辻本良三氏

左から杉山晃一氏、森利道氏、井上洋一郎氏

セレモニー後半には、タレントの吉木りさ、プロボクサーの宮尾綾香、お笑い芸人のコロコロチキチキペッパーズ(ナダル、西野創人)が登場。ゲーム対戦を実施した。ゲームは『ストリートファイターV』が選ばれ、コロチキのナダルと西野が対戦(吉木と宮尾は応援)し、イベント前にゲームが不得意とウソをついていたナダルがストレート勝ちの圧勝。喜びに乗じてナダルは吉木にハグしようとするも、危険を察知した吉木の華麗なスウェーで不発に終わり、イッキにナダルのテンションがダウンする一幕も。

その後、宮尾と西野の対戦に突入。ボクシングを始める前にゲームをかなりプレイしていたという宮尾は春麗のコンボビネーション技で、西野を粉砕した。惨敗の西野への罰ゲームは、宮尾のボディーパンチ。プロテクターをしているものの、宮尾の強烈なパンチ×3(パワーは3割とのこと)に、西野はマジ咳き込みして、その場に崩れ落ちた。

最後のあいさつでは吉木は「ゲームは家で遊ぶもの思っていましたが、外で美味しいご飯を食べながら、ゲームを観戦する楽しみもあるんですね。今回の西野さんのボコボコの姿、もう一度見たいです」と興奮気味に感想を述べ、会場を沸かせた。

「ストーリア」は、10月5日より営業開始。10月15日に『ストリートファイターV』のリーグ戦、10月16日に『闘神祭』のパブリックビューイングなどが行われるので、イベントが気になる人は、オフィシャルサイトを参照していただきたい。