10月1日より読売テレビ・日本テレビ系で放送されるTVアニメ『タイムボカン24』の記者会見が28日に都内で行われ、トキオ役の若山晃久やカレン役の鬼頭明里が登壇。さらに、本作のエンディングテーマをグラビアアイドルで歌手の篠崎愛が担当することが発表された。

左から稲垣隆行監督、ホリ、若山晃久、鬼頭明里、篠崎愛

『タイムボカン24』は、1975年に第1作が制作された「タイムボカン」シリーズの最新作。タツノコプロが2017年10月に創立55周年を迎えることを記念した企画の一環で、企画協力とキャラクター、メカ原案にレベルファイブのクリエイティブ・プロデューサー日野晃博氏(『妖怪ウォッチ』など)、シリーズ構成に加藤陽一氏(『宇宙兄弟』『妖怪ウォッチ』など)、監督には稲垣隆行氏(『初恋モンスター』など)、メカデザインに大河原邦男氏(『ヤッターマン』『機動戦士ガンダム』など)を迎えた豪華な布陣も話題となっている。

会見には、トキオ役の若山晃久、カレン役の鬼頭明里、オヤダーマ役のホリ(ものまねタレント)、稲垣隆行監督、ED担当の篠崎愛が登場した。

まず、役が決まった時の感想について、若山は「初のオーディションで主人公。本当に信じられませんでした。周りのベテランの皆さんに負けないように精一杯頑張りました」と当時を振り返り、鬼頭も「私も2、3週間ぐらい信じられなかったのですが、時間が経つごとにうれしさが溢れて、頑張らないといけないという責任感も出てきました」と感想を述べた。

また、昨年放送された『夜ノヤッターマン』のドクロベエに続き、三悪の親玉・オヤダーマを演じるホリは「ドッキリかなと思いました」とドクロベエのモノマネを披露しつつ、「営業やステージでドクロベエのモノマネをしていたんですが、いざ演じてみると緊張してキーのチャンネルがうまく合わなかった。でも、ようやく偽者から本物になれました」と喜びを爆発させていた。

篠崎は、エンディングテーマ「TRUE LOVE」(12月7日発売予定)を歌うことが決まった時、自身はもちろん、昔『タイムボカン』を見ていたという両親と一緒に喜びあったことを報告。歌詞の内容については「恋する女の子の歌。かわいく、軽快なリズムなので、いろんな世代に楽しんでもらえるかと思っています」と笑顔で説明した。

『タイムボカン24』では、これまでのシリーズ同様、さまざまなロボットが登場する。ロボットものが好きという若山は「カブトムシからロボモードに変形するシーンが本当にカッコイイので見てほしい」とアピールし、ホリは「子どもには新しく、大人は半分懐かしい部分があるメカに仕上がっているので注目」とポイントを挙げた。

そのほか、トークは「もし、タイムトラベルができるなら、どこで何になりたい?」という話題に発展。若山は「平安時代の絢爛豪華な貴族」、鬼頭は「お城やドレスが好きなので、中世ヨーロッパの貴族」、ホリは「古川ロッパが活躍した日本の昭和初期。ラジオができた頃、モノマネ芸人が重宝された頃があったので」、篠崎は「戦国時代の豊臣秀吉に会いたい。実は『イケメン戦国』で恋愛中なので(笑)」と、それぞれがコメントした。

稲垣監督は「子どもの頃から見ていた『タイムボカン』シリーズなので、当初は自分なりにどう描いていくか悩みましたが、今の自分が楽しめる作品を目指しました。話の流れは若干テンポアップしているので、大人もホッとするアニメになっていると思います」と自信をのぞかせた。

アニメ『タイムボカン24』は読売テレビ・日本テレビ系にて、10月1日17時30分よりスタート。なお、9月29日~10月2日までの4日間、秋葉原の電気街口にて、本作のプロモーションイベントを開催。イベントスペースには、ゾートロープ(回転させると絵が動いているように見える回転のぞき絵)が展示されているので、興味のある人は足を運んでいただきたい。

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