2016年2月にシーブリーズのCMに出演、広瀬すずをめぐり中川大志と三角関係を繰り広げる内容が話題となった俳優・松岡広大。すでにミュージカル『テニスの王子様』遠山金太郎役、『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』ナルト役で活躍を見せていたが、さらに幅広い年代から支持されるようになった。

Amazon プライム・ビデオで配信中の最新ドラマ『ベイビーステップ』では、人気少年漫画を原作に、秀才でありながら運動は”普通”だった主人公・丸尾栄一郎が、テニスの面白さに目覚めていく姿を演じる。いま注目イケメンの素顔に迫る。

松岡広大
1997年8月9日生まれ、東京都出身。ドラマ『眠れる森の熟女』『特命戦隊ゴーバスターズ』などに出演。2013年に初舞台『FROGS』出演を果たした後、ミュージカル『テニスの王子様』、『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』で主人公うずまきナルト役を演じて人気を博し、現在放送中のCM資生堂「シーブリーズ」出演でも話題に。

「佐藤健さんに憧れて」履歴書を

――松岡さんは2010年から活動をされていますが、芸能界に入ったきっかけを教えてください。

小さい頃から、将来芸能界に入りたいと思っていました。週6というけっこう過密なスケジュールでダンスを習っていたのですが、小学校5年生くらいでスランプというか……これ以上、上手になっていかないな、という感覚があったんです。そんな時にテレビでドラマを観て、役者さんってすごいな、面白そうだなと思いました。それが『仮面ライダー電王』で、佐藤健さんに憧れて事務所を調べて、小6の時に自分で履歴書を送り、受かりました。なので、今の事務所しか受けていないんです(笑)。

――小5でスランプになるくらい、本気だったんですね。今回はスポーツを題材にしたドラマですが、いかがですか。

テニス自体も、撮影に入る前に1カ月間猛特訓して、ラケットの持ち方から始めたので、それが役に立っているように思います。練習をしても練習をしてもうまくいかないと思っていたのですが、諦めずにずっと真摯に向かって、いい作品にするために頑張りました。

自分自身も下手だったし、僕の演じる丸尾栄一郎も最初は下手なので、つまずくポイントもわかりました。力加減の調整が難しいスポーツで、現場でも演技の指導はもちろん、テニスのコーチからフォーム・打ち方について指導をいただいて20テイクくらい、撮影しました。

――ちなみにミュージカル『テニスの王子様』でもテニス姿を披露されていますね。

あれはほとんどファンタジーなので(笑)。今回は一からの気持ちで頑張りました。試合のシーンは、とにかく本当に打っているんじゃないかなと思うんです。撮影中はイメージで演じていたので、不安もあったのですが、いざ映像を見ると、感動しました。試合の緊張感が伝わる瞬間が多かったので、見て下さっている人にも集中していただけるとおもいます。

――最近だと、広瀬さん、中川さんとのCMもかなり話題になっていましたが。

ありがたいですけど、恥ずかしいです(笑)。シーブリーズは「こういう人、学校に一人くらいいるだろうな」という男子を目指していたんです。ちょっとお調子者で、軽いような、リアルな高校生を。キュンとする言葉も、あたかも言い慣れているような雰囲気にしたくて、すごく悩みました。

――CMは少女漫画っぽいシチュエーションでしたが、少年漫画のキャラクターを演じる時と比べていかがですか?

どちらとも共通して言えることは「やりきること」です。恥ずかしがったらそこでブレーキがかかってしまうので。