ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。

■5位:自殺騒動で破局した田畑智子と岡田義徳がまさかの復縁!

田畑智子

『女性自身』が報じたのは、田畑智子(35)と岡田義徳(39)の復縁報道。世間をさわがせた自殺未遂騒動から約半年……田畑の自宅マンションから自転車で出て行く岡田の姿が目撃された。知人の証言も含め、早くも復縁したことは間違いないようで、岡田は田畑の家に泊まり、朝に帰る生活を繰り返しているという。

直撃を受けた田畑がこわばった表情で「知りません」とはぐらかした一方、岡田は「そっとしておいてください。2人とも生活しづらくなるので」と暗に認めた。そもそも2人の自宅は自転車で10分の距離だけに、復縁しやすい状況にあったのは間違いない。ところで、自殺騒動の釈明に使ったかぼちゃ料理は作っているのだろうか。

■4位:小栗旬に近隣住民が激怒。騒音トラブルで警察沙汰か!?

小栗旬(左)と山田優

『女性自身』、もう1つのスクープは、小栗旬(33)の自宅トラブル。小栗が稽古場としても使える推定2億5000円の豪邸を建てたのは2014年9月。驚くことに新築したばかりのころから、小栗家に周辺住民から苦情が出ていたという。

住民の言い分は、「小栗の家が広いため、エアコンの室外機が見たこともないほど強力なもので、排気音がうるさい」。ついに、ある住人が交番に苦情を申し立て、警察が動いたらしい。

すぐさま小栗は小型の室外機を設置したが、住人たちのわだかまりは消えなかった。その理由は、小栗の家に多くの俳優仲間が集まってうるさいから。さらに、「トラブルのあと、小栗が道ですれ違ってもあいさつ1つ返さない」という厳しい声も……。事の真偽を問わず、イメージダウン必至の報道だが、いまだ火種がくすぶり続けているのなら、裁判沙汰にならないように気をつけるべきだろう。

■3位:EXILEの所属事務所・LDHで陰湿イジメ。元社員4人が告発!

今週の『週刊文春』芸能ネタは、EXILE、三代目J Soul Brothers、E-girlsら人気アーティストが所属するLDHの社内イジメ。同社の元社員4人が告発したのは、双子の役員から「大阪の路上で土下座をさせられた」「ラーメン10杯の完食を強要された」「営業宣伝部の部長を怒らせて丸刈り頭にした」「月220時間もの残業代をもらえず、労働基準監督署に相談した」などの惨状だった。

この報道にLDHは、「関係者のプライバシーも含まれているため、回答は差し控える」と濁しつつも、「元従業員から未払残業代の請求を受けた事案がございますが、誠実に対応させていただいております」と一部を認めた。さらに、「1カ月ほど前からコンプライアンス体制構築を専門とする弁護士に依頼して、幹部に対する指導や研修を実施していただいているところです」と、これまた報道を認めるようなコメントを発表した。

LDHの所属タレントと言えば、「熱く礼儀正しい」体育会系か、「悪く怖い」ヤンキー系という両極端なイメージで知られる。テレビ越しにも伝わる絶対的な上下関係は、社長・HIRO(47)のイズムなのか、それとも今回の件は単なる双子役員の暴走か。

■2位:能年玲奈が「のん」に改名。お仕事は決まっていません!

「のん」に改名した能年玲奈

ある意味、今週一番驚いたニュースと言えばこれだろう。『FRIDAY』が、所属事務所との契約が6月いっぱいで終了した能年玲奈(23)に独占インタビュー。現在の心境や今後の意気込みが語られた。

能年は、「ちょっとトボけた感じですが、ひらがなで『のん』です」と改名を宣言。確かに「のん」と言えば、フットボールアワーの岩尾望(40)のニックネームだけに、とぼけた感じだが、命名の理由は「英語の小文字でnonと書くと笑ってる顔文字みたいになるから」という。

朝ドラ『あまちゃん』から早3年。その後、能年は数本の映画に出演したものの、所属事務所からの独立騒動が起こると、姿さえ見かけなくなっていた。その空白期間は、「楽しくお仕事するためにパワーアップする準備」としてクラシックバレエ、洋服作り、顔のモノマネ、作曲などに没頭していたらしい。さらに、「現状、お仕事は何も決まっていません。でもワクワクしてます!『表現したい』という思いがみなぎっているんです」とベースは女優ながら、さまざまな表現をしていくようだ。

能年は『週刊文春』の人気企画「阿川佐和子のこの人に会いたい」にも登場。洗脳や引退などの報道を否定しつつ、ここでも女優業のほか絵や音楽などにも挑む姿勢を見せた。ただ、「洗脳報道もそうですけど、色んな言葉を浴びてそれと対峙することで自分が成長できたんじゃないかなって今は感じてます。辛いこと、無駄なことは削ぎ落とすようになりました」というコメントは、闇の深さをうかがわせる。

一方、所属事務所は、能年の契約に関するコメントを初めて発表。能年側は「6月末で契約終了した」という認識だが、事務所側は「解決に至っていない」と断言。能年が話し合いに応じず仕事を拒否した約1年半を契約不履行とみなし、「未消化分の契約延長を打診していた」という。それだけに能年側の対応に法的措置も考えているようだが……。今後、能年あらため「のん」に、活躍の場は与えられるのか? それとも業界から干されるのか? その笑顔を待っているファンは多い。

■1位:吉高由里子が関ジャニ∞・大倉忠義の家に連日の通い愛!

吉高由里子

今週の1位は、『FRIDAY』渾身のスクープ。朝ドラ女優・吉高由里子(27)と、ジャニーズアイドル・大倉忠義(31)という大物カップルの熱愛報道だ。

吉高は一昨年の『紅白歌合戦』で司会を務めたあと、長年連れ添ってきたマネージャーが退社したこともあって「燃え尽き症候群」と言われ、ほとんど仕事をしていなかったが、舞台を中心に少しずつ女優業に復帰。しかし、その舞台稽古中、毎日のように大倉の家に通っていたという。深夜に駆けつける日もあれば、大倉の家にタクシーを呼んで稽古場に向かう日もあるほか、西麻布や大阪での目撃談も。2ショットこそなかったが、ここまで詳細に書かれているのは、ウラが取れているということか。

ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎(31)とはオープンな交際をしていた吉高も、相手がジャニーズアイドルとなると、密愛にならざるを得ない。一方の大倉も2年半交際していた芹那(31)と破局していただけに、新たな恋にのめり込んでいるのだろうか。 気になるのは、このところジャニーズアイドルの熱愛報道が続いていること。SMAP・草なぎ剛(42)、嵐・二宮和也(33)、関ジャニ∞・大倉忠義ときたら、次はHey!Say!JUMPか、Kis-My-Ft2か、Sexy Zoneか……誰が来ても驚かない。

□おまけの1本:「吉澤ひとみが体重70キロの過去を爆笑暴露!」

吉澤ひとみ

10日、吉澤ひとみ(31)がブログで、モーニング娘。時代に最高で「70キロ近くあった」と突然告白。確かに吉澤は2000年の加入後、2002年ごろに激太りが指摘されていたが、2006年には一転して激ヤセが話題になっていた。

吉澤は昨年11月に一般男性と結婚し、現在は8月に第一子を出産予定。9日のブログでは1カ月で2.5キロ増えたことを明かしていたが、翌日にファンから「太っても大丈夫! かつて白クマさんから元に戻したよっすぃ~ですから(笑)」とコメントされたことを明かした。さらに、「白クマさん時代はね…すごいよ…ビックリだよ。70キロ近くあったからね。極秘です(笑)」と突然カミングアウト。続けて「もうあんな巨大化無理…ハハハ 過去の私に一言…『おぃ!アイドルだろ!!』 まぁ。健康である事に違いはないので、白クマ時代も今となっては良しとしてね」とぶっちゃけた。そういえば、『めちゃイケ』の運動会企画で、全メンバーが短パンを履く中、吉澤だけ長パンだったことを覚えている人も多いだろう。

ともあれ、当時のモー娘。は、辻希美(29)や加護亜依(28)も、かなりのぽっちゃり形だったようにビジュアル管理は甘かった。現在のトップアイドルたちは、吉澤の過去と現在を見て何を思うか。

■木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。