Cerevoは5日、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に登場するアイテム「ドミネーター」を、1/1スケールで再現したスマート・トイ「DOMINATOR(ドミネーター)」を正式発表した。同社直販サイト「Cerevo official store」などで2月18日から予約開始する。発売は3月上旬から順次。
アニメ「PSYCHO-PASS」に登場する特殊拳銃「ドミネーター」を忠実に再現した自動変形機構を備えるスマート・トイ。作品中のドミネーターは、対象者に向けることで、犯罪者になる危険性を表した「犯罪係数」を測定でき、一定以上の数値が確認された場合は自動変形して対象者を執行(発砲)することができる。その際、基本モードの「パラライザー」から、執行モードの「エリミネーター」へ本体形状が自動変形する。
岩佐氏による「ドミネーター」デモンストレーション。「パラライザー」から「エリミネーター」へ、そして「エリミネーター」から「パラライザー」へと変形 |
今回発売する「ドミネーター」は、「パラライザー」「エリミネーター」2つのモード間の自動変形機構に加え、音声再生機能、LED発光、タッチセンサ、犯罪係数測定などを備える。作品の世界観を再現するため、グリップ部に静電容量式のタッチセンサを搭載。劇中同様、握ると自動で起動するほか、"不正ユーザー"としてトリガーをロックすることもできる。
大きな特徴のひとつ、内蔵モーターによる自動変形機構では、総合モーターメーカーである日本電産の協力により、独自カスタマイズした専用ギヤードモーターを内蔵。「パラライザー」と「エリミネーター」モード間を自動で変形する機構を実現した。本体には、総数217個のフルカラーLEDも搭載。通常時・変形時・執行時のモードに合わせ、発光状態が変化する。
Cerevoの「ドミネーター」デモンストレーション。LEDの光り方にも注目 |
「ドミネーター」の先端には小型カメラを搭載し、「ドミネーター」を向けた相手の犯罪係数を測定し、結果を内蔵スピーカーから音声で読み上げる。無線LAN経由でiOS/Androidデバイスとも接続でき、カメラのストリーミング映像をスマートフォン画面に表示できるほか、トリガーを引くことで、犯罪係数を表示した状態のスマートフォン画面をキャプチャできる。犯罪係数の算出は、もちろん実際に測定するものではなく"お遊び"の機能だが、ランダムではなく、撮影した顔画像を分析し、独自のアルゴリズムで数値化している。
犯罪係数はランダムではなく、独自アルゴリズムで算出されるため、同じ人にドミネーターを向けると、ほぼ同じ数値が表示されるという。なお、犯罪係数とは、犯罪者になる危険性を表したパラメータで、劇中のフィクション用語 |
「ドミネーター」操作時に劇中で流れる、日髙のり子さんの音声も、100種類以上録り下ろしで収録。"グリップを握る""特定の人に向ける"といったシーンに応じて、内蔵スピーカーから再生される。音声は、接続したスマートフォンやタブレットからも再生でき、スマホやタブレットと接続できる外部スピーカーで音声を楽しむことも可能。「ドミネーター」用アプリでは、71種類の音声を手動で再生できる「サウンドテストモード」も用意する。
ラインナップは、通常版と上位モデル「SPECIAL EDTION」の2モデル。通常版では、グリップ部と公安局マークがABS樹脂製だが、上位モデルでは、本体のグリップ部分に、天然のローズウッド削り出し、オイル磨き仕上げ素材を使用。また、公安局マークでは、アルミ素材の削り出しによる台座に合成ルビーをあしらった。直販価格は、通常版が税別79,800円。上位モデルが税別89,800円。
「ドミネーター」を収納できる、IP67準拠の防水・耐荷重・耐衝撃性を備えたプロテクタケースと、専用バッテリをオプションで用意する。専用バッテリは標準で1個同梱されるが、通常使用で1時間半程度(規格値は90分:パラライザー時、30分:エリミネーター時)となるため、長時間の動作向けに別売でも提供する。直販価格は、プロテクタケースが税別12,800円、バッテリが税別1,580円。
なお、2月7日に幕張メッセで開催する「ワンダーフェスティバル 2016」のCerevoブース(3-07-02)で先行予約を受け付ける。ブースでは、本体の変形機構やアプリ連動を体験可能。ブースで予約した製品は、発売日以降に発送される。