ファミリーレストランのハンバーグ、ナイフを入れるとジュワ~ッと肉汁が溢れてくる。あんなハンバーグを家でもつくれたらなぁ」と考える人は結構いるのでは? 今回は、人気レシピブロガーの筋肉料理人さんに肉汁たっぷりでふんわりやわらかなハンバーグレシピを考案していただいた。

肉汁たっぷりふんわりハンバーグをつくるコツ

コツ1: 最初に合挽肉、塩、マヨネーズだけを粘りが出るまで練る。

コツ2: 合挽肉は温度を上げないよう、手ではなく木ベラで練る。

コツ3: ハンバーグ種の空気抜きをしたら小判型に整形し、中央部をへこませる。そして表面がつるりとなるよう、サラダ油を塗った手でよくならしておく。

コツ4: 整形したハンバーグに小麦粉をまぶして焼く。

挽肉をこねる際は木ベラで、成形後には小麦粉をまぶすなどのポイントをおさえれば、ふんわりジューシーなハンバーグのできあがり!

筋肉料理人さん曰く「ハンバーグは合挽肉に塩を加えて、しっかり練ることでつなぎが強くなります」。このつなぎによって、肉汁が流れ出るのを防ぐのだとか。さらにマヨネーズを加えることで、ふんわりジューシーに仕上げることができるという。

また、「成形の際に表面をなめらかにするだけでも肉汁が流れ出にくくなりますが、これに小麦粉をまぶして焼くことで、より流出を防げるようになります」。この方法でつくれば、大量の牛脂を混ぜる! なんてことをしなくても、家庭にある材料で簡単にジューシーハンバーグをつくることができる。

お父さんの皆さん、レストラン級のふんわりジューシーハンバーグをつくって家族を驚かせてみて!

「肉汁ジュワ~! のハンバーグ」レシピ

家庭にある材料で、ジューシーでやわらかなハンバーグをつくることができる

材料(4人分)

合挽肉 450g / 玉ネギ 1.5個(300g) / マヨネーズ 大さじ3 / 塩 小さじ1 / サラダ油 大さじ1/2 / 小麦粉 適量 / 刻みパセリ 適量 / 茹でブロッコリー、蒸しジャガイモ、ミニトマトなどお好みで

A(パン粉 大さじ8 / 卵 1個 / ナツメグ 小さじ1/2 / 黒胡椒 小さじ1/2 / 片栗粉 大さじ2)

B(玉ネギのすりおろし 1個分(200g) / 醤油 大さじ6 / 日本酒 大さじ4 / 酢 大さじ3 / 砂糖 大さじ4 / おろし生姜、おろしにんにく 各小さじ1 / 黒胡椒 小さじ1/2)

つくり方

1.玉ネギはみじん切りにする。サラダ油を入れたフライパンで焦がさないように炒め、少し色づいたらボウルに移して冷ます。冷めたらAを混ぜる。

2.別のボウルに合挽肉とマヨネーズ、塩を入れ、木べらで粘りが出るまで練る。ここでは挽肉の温度が上がらないよう、冷蔵庫で冷やしたガラスボウルに入れて練る。

3.1と2をしっかり混ぜ合わせて練る。粘りが出るほどに練ったら、種を4等分して両手でキャッチボールをするように叩きつけ、中の空気を抜いて小判型に形を整える。その後、中央部を少しへこませ、全体に小麦粉を薄くまぶす。

4.フライパンにサラダ油(分量外)を引いて中火にかけ、熱くなったら弱火に落としてから3を入れて焼く。じっくりと時間をかけて焼き目がつくまで焼き、焼き目がついたらフライ返しで崩さないように返す。湯1/4カップを入れてフタをし、7~8分蒸し焼きにする。その後、爪楊枝を刺して透明な汁が出たら焼き上がり。ハンバーグを皿に盛り、ブロッコリー、じゃがいも、ミニトマトを添える。

5.ハンバーグを焼いたフライパンにBを入れて強火にかけ、沸騰したら弱火にして1分ほど軽く沸騰させてソースのできあがり。ハンバーグにかけ、刻みパセリを散らしたらできあがり。

ナイフを入れた瞬間ジュワ~ッと流れ出る肉汁にハンバーグのロマンが詰まっている!

著者プロフィール

筋肉料理人
1963年6月生まれ。佐賀県在住。自営業のかたわら、居酒屋で料理人としても働く。2009年からは佐賀県三養基郡みやき町保有の元民間保養施設で食文化コーディネーターとしても活躍。趣味は料理、バイク、アウトドア、筋トレ、熱帯魚。 子供は中学生と小学生の2人。日々料理を楽しみ、筋トレ、プチダイエットも継続中。 超人気レシピブログ「魚料理と簡単レシピ」も執筆。