Live Photosが面白い!

今回、話題になった写真機能といえば4K動画とLive Photos。特に気になるのはLive Photosである。これは、シャッターを押した瞬間の前後1.5秒を動画として撮影してくれる機能で、何もしなければ普通の写真だが、強押しすると動画が再生される。

最初はピンとこなかったが、使ってみるとこれがなかなか面白い。たった3秒とはいえ、音声と動きがあると臨場感がぜんぜん違うのだ。

「動画が撮りたいなら最初からビデオモードで撮ればいい」と思うかもしれないが、そうではなくて、普通に写真を撮る感覚でついでに撮れるお手軽さがイイのだ。もちろん、保存容量は写真だけと比べると倍消費してしまうので、普段はオフにしておいて、旅行やイベントの時はオンにするなど使い分けるといいだろう。

全体的なスピードが向上し操作が快適に

3D Touchやカメラなど派手な変更以外では、全体的に操作のスピード感が増したことを実感した。それも体感ではっきりわかるほどの違いである。たとえば、iPhone 6 Plusでは10分も遊ぶと本体が発熱して動きが悪くなるゲームをiPhone 6sでプレイしてみたが、まったく問題なく長時間遊ぶことができた。

重いゲームも問題なく動くように

また、iPhone 6 Plusではフリック入力でテキストを打つとき、指の動きにフリックの反応がついてこないことが多かったのだが、iPhone 6sでは完璧なスピードで指に追従してくる。iPhoneで原稿を書くことも多い身としては、実はこのスピードの向上が一番グッときた進化でもある。

iPhone 6 Plusは特に文章の書き始めにもたつく傾向があったが、iPhone 6sではまったく遅延がない

外観だけ見るとローズゴールドが追加された以外に違いが見いだせないiPhone 6sだが、中身の方はかなりの進化を遂げていた。個人的にはLive Photosとサクサク感の向上が大きい。

このあたりに魅力を感じるなら、iPhone 6sに乗り換える価値はありそうだ。