今度はJapanese Otaku Cityのダウンロードをしよう。その時は、「ZENNRIN シティアセット」シリーズの公式サイトから行くとわかりやすい。同サイトの中程に「Asset Storeからダウンロードする」とあるので(画像44)、それをクリックするとUnityのAsset Store内のZENNRINページが開く(画像45)。同ページの下側には「パブリッシャーの他のアセット」一覧があって、そこに2015年5月現在はJapanese Otaku CityとJapanese Naniwa City、Japanese Matsuri City、Japanese Dosanko Cityがあるので、まずはJapanese Otaku Cityをクリックしてみよう。

すると、Japanese Otaku Cityのページが開く(画像46)。画像46の赤丸の位置に「Unityで開く」ボタンがあるので、それをクリックしよう。それを押すと、Unityが起動して今度は同じ画面だけどUnityのブラウザが立ち上がる。次は「Unityで開く」ボタンと同じ位置にダウンロードボタンがあるはずなので、それを押す。

同ボタンが進行状況を示すパーセンテージバーに変わって100%になってダウンロードが終了すると、今度は「インポート」ボタンになるので、さらにそれを押す。こうして、Japanese Otaku Cityのインポートが終了となり、Unityエディターで選択できるようになる。

Japanese Naniwa Cityも同様にしてダウンロードとインポートの作業を行えばデータを使えるようになる。

画像44(左):ゼンリンのシティアセットシリーズの公式サイト中程にある「Asset Storeからダウンロードする」ボタンをクリック。画像45(中):アセットストアのゼンリンのページが開くので、パブリッシャーの他のアセット一覧からJapanese Otaku Cityを選ぶ。画像46(右):続いてJapanese Otaku Cityのページで「Unityで開く」ボタンを押す。その後は、Unityのブラウザが立ち上がり同じページが表示されるので、ダウンロードを実施し、次にインポートを実施しよう。

そして、Unityエディターの使い方。Japanese Otaku Cityのデータを読み込むには、まずエディターの下部ペインに「Project」タブがあるので、その中のフォルダの内、Japanese Otaku Cityのものである「0053390893225_14」があるので、その中のサブフォルダ「Scenes」を開く。

その中に「Sample005339089322514.unity」という実行ファイルがあるので、右クリックでメニューを出して「Open」を選択してみよう(画像47)。すると、秋葉原駅近辺の1パーセル分が登場するはずだ。なお、このUnityロゴのアイコンをしている、拡張子が「unity」のファイルはUnityの実行ファイルなので、覚えておこう。

画像47。これであなたのPCの中に秋葉原が宿る!

なお、前述したようにJapanese Otaku Cityを立ち上げると、路面やビルの下部などのテクスチャーが一部マゼンダになってしまっていることがある。これはDirect3D 11が関係する問題のようだ。ただし、ちょっとした作業ですぐに直すことが可能だ(Direct3D 11を使わなければいい)。まず、エディター上部の「Edit」メニューの下から5番目にある「Project Settings」の中から「Player」を選ぼう(画像48)。

すると右側のペイン「Inspector」に「PlayerSettings」の各種設定が表示されるはずだ。ここで、「Other Settings」の「Use Direct3D 11*」のチェックボックスを外す(画像49)。「Changing graphics device」のメッセージボックスが現れるので「Apply」を選択。

チェックが外れたのが確認したら、最後の作業で今度は下側のペインの「Project」タブの中にあるJapanese Otaku Cityのフォルダの内、サブフォルダ「Shaders」をクリックし、2個のファイルがあるのを確認。同フォルダを右クリックし、現れるメニューの内下から3番目の「Reimport」を選択(画像50)。なお問題が出るわけではないが、間違えて「Reimport All」を選ばないようにしよう。これで、本来の色やテクスチャーに戻るはずだ。

ちなみに前述したが、この方法はUnityの最新バージョン5以上だとどうも通用しないようである。それがあるので、Unityは最新版ではなく1つ前の安定版である4.6.4をダウンロードするようオススメしたというわけだ(この手のアップデートの頻繁なツールなどは、最新版よりも少し前の安定版を使うのが無難)。

画像48(左):まずはエディター上部の「Edit」メニューの「Project Settings」をクリックして「Player」を選択。画像49(中):右のペイン「Inspector」内に「Player Settings」画面が表示されるので、「Other Settings」内の「Use Direct3D 11*」のチェックを外す。画像50(右):下部ペインの「Project」からJapanese Otaku Cityの「00539_08932_25_14」フォルダ内のサブフォルダ「Shaders」を右クリックして「Reimport」を実行