酒量が増えると、判断力が低下する。家まで歩いて帰れる場所であればいいが、問題は「電車」だ。ふだんは降りない駅で降車してしまったり、乗り換えるはずのターミナル駅を通過してしまったり……うっかり降車・乗り過ごしで終電を逃してしまった経験を持つ人も多いのではなかろうか。

そんなときに備え、最寄り駅・ターミナル駅はiPhoneの「連絡先」に登録しておきたい。なぜなら、「連絡先」にある自分の項目に登録された情報は、「リマインダー」の「指定場所で通知」機能に使えるからだ。最寄り駅や乗り換えで使うターミナル駅を登録しておき、その場所を条件としたリマインダーを作成しておけば、駅に近づいたタイミングで知らせてくれる。よほど泥酔していないかぎり、うっかり降車・乗り過ごしは防止できるはずだ。

駅の住所を「連絡先」に登録するのはかんたん。「マップ」を起動して登録したい駅を検索、詳細画面を表示して「既存の連絡先に追加」をタップ、現れた「連絡先」の画面に登録すればいい。そのとき、「住所」や「会社」といった既存のラベル名でなく、カスタムラベルとして登録した駅名を使うことがポイントだ。念のため、「リマインダー」の通知サウンドが設定されていることも確認しておこう。

酔っているときにリマインダーを作成できるかどうかだが、Siriに頼めばだいじょうぶ。たとえば、横浜駅の住所をカスタムラベル名「横浜駅」として自分の連絡先に登録している場合、「横浜駅に着いたら"着いたよ"とリマインド」などと話しかければいい。これで、横浜駅に近づいたタイミングで「着いたよ」と知らせてくれるはず。

ところで、「リマインダー」の「指定場所で通知」機能は、それなりに電力を消費する。バッテリーに余裕があることを確認したうえで、まだ意識はしっかりしているけれど1時間後は不安、といった"ほろ酔い"のうちにSiriに話しかけるようにしたい。

操作手順をカンタン解説

1 最寄り駅や乗り換え駅を「マップ」で表示し、詳細画面から自分の連絡先への追加を行う

2 カスタムラベル名として駅名を登録しておき、その駅名で住所を登録しておく

3 Siriを起動し「○○駅に着いたら△△とリマインド」と話しかける

4 これで、「指定場所で通知」機能が有効なリマインダーが作成される

(提供:iPad iPhone Wire)