マーケティング担当者にとって、SNSの運用は常に悩みの種かもしれない。では当の「Twitter」やビジネスソーシャル「LinkedIn」の中の人に聞いてみてはどうか。Open Forumが「SNSの謎を解決(原題:Solving the Mysteries of Social Media)」として2社に聞いた内容をまとめている。ここではTwitterのマーケティングマネージャー2人の話を中心にピックアップしてみたい。

この記事は、執筆者のGrowBiz MediaのCEO、Rieva Lesonsky氏が2014年11月のイベントで、TwitterのマーケティングマネージャーBrinn Sanders氏とJimmy Hang氏、LinkedInのマーケティング担当Lana Khavinson氏とDavis Schneider氏に質問し、その回答をまとめたものだ。さっそくみてみよう。

Twitterでネットワークを構築するには?

Sanders氏、Hang氏のアドバイスは、「まずは、同じ業界の他の企業がどうやっているのかをチェックしてみるとよい」とのこと。具体的には、「フォロワーとどのようなやりとりをしており、どのようなコンテンツを投稿しているのか」だ。

また、Twitterで「発見してもらう」ようにただ待つのではなく、「積極的、行動的にTwitter上でマーケティングすること」も大切だと語る。視覚効果のある写真やショートムービーアプリ「Vine」を使ったり、Webサイトに「フォロー」ボダンを埋め込むなどするほか、「フォロワーと関連性のあることについてリアルタイムでのやりとりをすると良い」と助言している。

Twitterマーケティングのベストプラクティスは?

単にフォロワーに直接答えるのではなく、こちらから質問をしてみるなど、フォロワーとともにオーディエンス全体に対話する意識を持つと良いという。

また、マーケティングプランに沿ったコンテンツ計画表を作成するのも一つの手。製品ローンチかもしれないし、割引セールや特別なイベントかもしれない。その少し前に、フォロワーから関心や期待を得られるようにツイートを開始する。スポーツイベントなどリアルタイムでのエンゲージも効果的だ。

ほかにも、Tweet Activity Dashboardを活用して各ツイートの成果を把握できるため、結果を追跡して、調整していくようにしよう。Twitterのベストプラクティスは、「business.twitter.com」でも学べる。

LinkedInのグループ機能の活用法は?

LinkedInのグループ機能は、同じ関心事を持つ人と出会う重要な場となっている。どんなグループがあるのかは、LinkedIn Groups Directoryにリストされており、自分が参加しているグループの管理もここから行える。

グループに参加する前に、「どのようなディスカッションが行われているのかをチェックすること」とKhavinson氏、Schneider氏はアドバイスしている。これにより、自分に関連があるのか、活発に活動しているグループなのかなのかを判断できるからだ。

両氏はまた、プロフィールページの重要性も強調している。中でも写真は重要で、写真の入ったプロフィールページは写真なしと比較して14倍ビューが多いという。プロフィールの注意点では、書く言葉にも注意を払う必要があり、「検索で見つけてもらえるようなキーワードを入れ、サマリを入れるように」とアドバイスしている。

プロフィールは、LinkedIn上でブランドとして存在する土台となり、情報のハブとなるという。作成したら、定期的に自分のステータスをアップデートすることもお忘れなく。