音声通話付きサービスの比較

続いて、月額2,000円以下でLTE通信が利用できる、音声通話対応サービスを比較する。IIJの「みおふぉん ミニマムスタートプラン」なら、月額1,600円で月に2GBまでLTE通信が利用できる。国内通話は20円/ 30秒となる。ビッグローブの「BIGLOBE LTE・3G 音声通話スタートプラン」なら、月額1,600円で月に1GBまでLTE通信が利用できる。同社では国内通話が10円/ 30秒になる「BIGLOBEでんわ」を提供している。

IIJの「みおふぉん ミニマムスタートプラン」、ビッグローブの「BIGLOBE LTE・3G 音声通話スタートプラン」

U-NEXTの「U-mobile 通話プラス 3GB」なら、月額1,980円で月に3GBまでLTE通信が利用できる。国内通話は20円/ 30秒。日本通信の「スマホ電話SIM フリーDataプラン+1GB 高速データオプション」なら、月額1,900円で月に1GBまでLTE通信が利用できる。「1年継続オプション」を申し込んだ場合、毎月2GBに増量される。国内通話は20円/ 30秒。

U-NEXTの「U-mobile 通話プラス 3GB」、日本通信の「スマホ電話SIM フリーDataプラン+1GB 高速データオプション」

So-netの「So-net モバイル LTE +Talk S2プラン」なら、月額1,890円で月に1.5GBまでLTE通信が利用できる。国内通話は20円/ 30秒。同社では音声通話機能なしの「ハイスピードV」プランも月額3,027円~で別途提供している。

楽天モバイルのプランでは、月額1,600円で月に2.1GBまでLTE通信が利用できる。国内通話は20円/ 30秒。音声通話機能なしのデータ専用プランは提供していない。

ケイ・オプティコムの「デュアルタイプ(データ通信+090音声通話)1GB」なら、月額1,590円で月に2GBまでのLTE通信が利用可能。通信速度は下り最大750Mbpsとなる。国内通話は20円/ 30秒。

So-netの「So-net モバイル LTE +Talk S2プラン」、楽天モバイルのプラン

ケイ・オプティコムの「デュアルタイプ(データ通信+090音声通話)1GB」

ここまでのまとめ。U-mobileは通信容量が大きい(3GB)のが魅力。月額1,600円近辺で4社が横並びになったが、その中では楽天モバイルが100MB分だけリードしている

本稿では、月額2,000円以下で利用できる格安SIMサービスの最新情報をお伝えしてきた。音声通話なしのデータ専用プランでは、月額1,500円程度で3GB~5GBのLTE通信が利用可能なサービスが多かった。モバイル端末の2台目に格安SIMサービスを利用したい、という人には最適なプランとなるだろう。

一方で、同じ価格帯で音声通話が可能なサービスを探すと、月の通信容量は1GB~2GB前後にまで減量されてしまう。ただ、自宅や会社にWi-Fi環境が整っている、あるいはそれほど頻繁にモバイル通信を利用しないという人であれば、このあたりのプランをメインのスマートフォンに適用することも可能だろう。

本稿で紹介したサービスは、ほんの一例に過ぎない。現在、様々な会社がMVNO事業に参入している。また同じ会社のサービスでも、通信容量が選択できたり、オプションの有無を選べたりと、利用者が自由にカスタマイズできるケースがある。利用にあたってはよく下調べをした上で、自身の利用環境に最適なプランを選択したい。