千葉県・幕張メッセで開催されたIT関連展示会「CEATEC 2014」では携帯・モバイル関連の製品や技術も多く展示された。そこには、スマートフォンの近未来を示すものが数多く展示されていた。ここでは、その中で気になったものをいくつかご紹介したい。

「Ascend Mate 7」はVoLTEやCAにも対応

今回、ブースで目立っていたのはファーウェイ。CEATEC開幕にあわせて発表したSIMフリースマートフォン「Ascend Mate 7」などを展示していた。Ascend Mate 7は、9月上旬にドイツで開催されたIFA 2014で発表された製品で、中身は「グローバル版と同じ」(ブースの説明員)だという。6インチ・フルHD解像度のIPS-NEO液晶を搭載し、HiSillicon製のオクタコアKirin 925チップセットを採用。2GBのRAM、16GBのROMを搭載したモデルとなっている。

Ascend Mate 7。背面にあるのは指紋センサー。触れるだけで解除できて、なかなか便利

薄型でフラットなボディなので、バッグなどへの収納性はいい

Ascend Mate 7には3GBのRAM・32GBのROMを搭載した上位モデルや、microSDカードスロット併用のSIMスロットを採用したデュアルSIM対応モデルもあるが、国内ではシングルSIMモデルのみの投入になるようだ。キャリアアグリゲーションやVoLTEもサポートするハイエンドモデルでSIMフリー端末となっており、昨今のSIMフリー化の流れに乗って国内で販売を伸ばせるかどうかが注目される。

薄型大画面で、指紋センサーによるロック解除や幅広い周波数帯のサポート、軽快な動作、高い質感など、おサイフケータイやワンセグなど、国内の主要サービスに対応しないことを除けば、使い勝手の良い端末に仕上がっている。