薄型化の鍵はカメラモジュール
この「1枚の板」という目標に近づけるためにボディ全体をコンパクト化。従来よりも薄型軽量化が図られ、厚さ7.3mm、重さ152gを実現した。特に薄型化に最も貢献したのがカメラモジュールだったという。
Z3では、新たなカメラモジュールを採用。撮像素子は従来と同じ有効画素数2,100万画素のExmor RS for mobileセンサーだが、レンズは27mm相当から25mm相当に広角化。それでいて、カメラモジュール全体では薄型化したのが特徴だ。本体を1枚の板にするためには、カメラ部が出っ張っていることは許されないため、このモジュールが薄型化したことが、全体の薄型化に繋がったという。
センサー自体は同じだが、レンズを薄型化し、モジュールの構造を見直すなどして薄型化を実現。Gレンズの名を冠するために6枚のレンズを採用しているが、それでも従来よりさらに薄型化ができたという。
なお、レンズの薄型化、広角化によって周辺の歪曲が大きくなったため、撮影時にはそれを補正しているという。また、ソニーのデジカメ「サイバーショット」の部隊と連携し、「スマートフォンユーザーに最適な画質」を追求するなど、さらなる画質の向上を目指しているという。