人に好かれる人になりたいと思わない人はいないだろう。失敗をしてもなぜか許されたり、その人がいると場が和むなど、好かれる人は得していることが多い。

そして、こうした"好かれる人"になることは不可能なことではない。容姿の問題ではないのだから、努力のしようがあるというもの。Incの記事「好かれる人になるための10のステップ(原題:How to Be More Likable in 10 Easy Steps)」で10のアドバイスをしている。

質問をする

質問する人は他人から好かれやすい。周囲を見渡してみよう。質問する人はやる気があると思われるし、質問は会話の始まりだ。知識を共有したり、知っていることを教えたい、助けたいというのは人間の本能。誰でも尋ねられると答えたくなるし、助けてあげたくなる。

気持ちの良いおしゃべりを

寡黙な男でいるのもほどほどにしておこう。黙っている人は何を考えているのかわからないと思われてしまう。

明るく話すことができれば、周囲は話しかけやすい雰囲気を感じることだろう。もちろんしゃべりすぎるのはNGだ。

余裕がある

好感が持てる人を思い出してみよう。困ったときに助けてくれたり、教えてくれた人ではなかっただろうか?

ならば、今度はあなたがそうなれば良いはずだ。困っている人に助け船を出して、相談に乗り、自分の時間を提供することで、人があなたに抱く印象はグッと良くなるはずだ。

聞き上手

聞き上手も重要なスキルだ。話した後は相手の話を聞くなどの工夫をして、聞くタイミングとスキルを身につけよう。

聞くスキルといっても、難しいことは何もない。相手の話に適度な好奇心を持てば、相づちの打ち方や、間の取り方も自然とできてくるだろう。

ケアをする

相手のことを思いやることは簡単なようで難しい。Facebookであれば「いいね!」ボタンを押すのか、コメントを書くのか。

自分の利益に関係なく、他人の状態を見てできる限りのことをしてあげることが思いやりだろう。表面的にケアしているフリをしたところで、相手に必ず伝わる。時間と気持ちが必要だ。

知らないことを認める

人に好かれたいのであれば、知ったかぶりは逆効果だ。何でも知っている態度は、周囲を遠ざける。知らないことを素直に認める姿勢は好感を持たれやすい。

実際、知らないことにぶつかったら、ダブルチャンスかもしれない。認めることで好感度がアップし、最初に挙げた「質問」をすることで、さらに印象アップにつながるのだから。

笑う

人は笑う人が好きだ。よく考えてみると、いつも笑顔の人やよく笑う人で嫌われている人はいないはず。

冗談を言って笑わせることではなく、ちょっとしたことでいい笑顔や笑いができる、これだけでよいのだ。

真面目さは半分で

いつも真面目で深刻な人は、自分のことばかり考える人かもしれない。ここまででも挙げてきた「余裕を持って」「笑い」「聞き上手」「ケアする」ためには、真面目は半分でよいかもしれない。

自分を押し付けない

助けたり、ケアをしてあげるべきと書いたものの、陥りやすいミスがこれだ。

助けは差し出すものであって、押し付けるものではない。絶対にこうするべき、と主張するのは好かれるどころかいやがられる。

弱さを認める

知らないことを認めるという点に関連するが、自分の短所や弱いところを認めて、アドバイスを求めるという姿勢も好感度がアップする要素。

立場にもよるが、社内であれば自分ができないことや難しいことを素直に打ち明け、いっしょに解決策を考えてもらおう。そんな姿勢を好ましいと思う人は多いはずだ。