「旅選びから楽しめる場所を」という考えから生まれたカフェが8月25日、東京・池袋に誕生した。この「BROOKLYN MILLS by TABIKOBO(ブルックリン ミルズ by 旅工房)」は、ニューヨーク・ブルックリンをモチーフにしており、ここだけの旅サービスが展開されている。
ブルックリンを五感で楽しむ空間
近年、ブルックリンでは新しいショップやカフェ、レストランなどが続々とオープンし、週末には多くのニューヨーカーが集まるエリアとなっている。そうしたブルックリンの趣をちりばめたカフェでは、木のテイストを基調とした落ち着いた時間が流れている。
メニューは本場ニューヨークを味わえるものを中心に用意。ランチにはメイン(肉・魚から選択)と前菜(2種・3種から選択)、日替わりベーグルの食べ放題にドリンクがそろったセット(1,280円~)があり、カフェ利用としては見た目もかわいい「カップケーキ」(380円)をチョイスしてもいい。「ブルックリンラガー」(1,380円)を含む14種類のビールもあるなど、都内でゆったり"ブルックリンタイム"を楽しむことができる。
「当店自慢の自家製前菜3種盛り」(1,280円) |
「冷製たっぷりシャキシャキ野菜のオリジナルバーニャカウダソース添え」(1,380円) |
「自家製厚切り薫製ベーコンと3種のウィンナーの熱々鉄板グリル」(1,380円) |
カフェの中で旅相談
しかし、このカフェの魅力は"ブルックリンタイム"だけではない。店名にある通り、オーダーメイドの旅を提案するトラベル・コンシェルジュ・カンパニーの旅工房ならではのサービスも魅力のひとつだ。
店内の片隅には誰でも無料で使えるiPadを設置されており、iPad内にはこのカフェだけで使える同社の新アプリを搭載している。アプリでは常時15万以上の国内・海外ツアーが紹介されているのだが、一番こだわった点がSkypeを用いたTV電話でトラベル・コンシェルジュに旅行相談ができるサービス。各ツアーのページから直接問い合わせができるようになっており、問い合わせてから3分以内で総合窓口のコンシェルジュが応答する。
同社ではツアーの相談を電話でも受け付けているが、"顔を見ながら話ができる安心感"と"気軽にどこでも相談できる魅力"を、この無料TV電話サービスを通じて提供していきたいとアプリ開発者は語る。また現在、アプリではツアーの紹介・相談・予約のみのサービスとなっているが、今後は旅行口コミサイトを展開している企業ともコラボレーションしながら、サービスを充実させていくという。なお、iPadはカフェ営業中なら随時使用できるが、このTV電話サービスは10:00~18:30(日曜日・祝日は休み)のみとなっている。
場所を池袋に定めた理由が「旅工房のオフィスから近いから」というように、このカフェは同社にとって新しいサービスを提供する第一歩的な存在のよう。今後はイタリアやフランスなどをコンセプトにしたカフェも展開できれば、とも語っていた。もちろん、旅探しの目的以外での来店もOKだが、旅探しのお供に、旅心を盛り上げられればと濃厚な「ソフトクリーム」(500円)も開発したという。
場所は東京都豊島区南池袋2-22-1で営業時間は11:00~23:00。池袋駅から歩いて5分で行ける"ブルックリンタイム"なカフェで、あなたの新しい旅が待っているかもしれない。
※記事中の情報・価格は2014年8月取材時のもの。価格は税込