著名人の顔をメイクで再現する"ものまねメイク"で、タレント・ざわちんが一躍時の人になった。今年6月には人気番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系 毎週月曜22:00~)に出演し、メンバーの人相をメイクで再現。放送後にはざわちんのオフィシャルサイトがダウンし、ブログのアクセス数が急上昇するなど大きな反響を呼んだ。

ざわちん
1992年8月16日生まれ。群馬県出身。A型。メイク術での著名人の顔まねを得意とし、板野友美をはじめ、ローラ、菜々緒、きゃりーぱみゅぱみゅ、安室奈美恵、篠田麻里子、大島優子などの"ものまねメイク"をブログにアップ。そのことがきっかけで、現在もさまざまなメディアで取り上げられている。
撮影:荒金大介(Sketch)

また、今年1月18日に発売した自身初のものまねメイク本『ざわちん Make Magic』(1,620円 宝島社)は14万部を突破し、今年のメイク部門で1位に。さらに、今月13日に放送されるドキュメンタリー番組『情熱大陸』(MBS・TBS系 毎週日曜23:00~)に取り上げられるなど、"ざわちんフィーバー"が続いている。

トレードマークはマスク。公の場やテレビ出演時に外すことはなかったが、5月15日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)や前述の『SMAP×SMAP』で素顔を公開したことが話題になった。その"マスクを外す"という決断には、どのような思いがあったのか。注目が集まる中でのプレッシャーと不安、そして今後の"ものまねメイク"について本人に聞いた。

――『SMAP×SMAP』出演後はかなりの反響があったようですね。細かい調整をしながらの撮影だったと思うのですが、現場の時点で手応えはありましたか?

そうですね。結構、大胆にやらないと難しい部分があって。メイクで成り立つのか不安なところもありました。

――ブログには時々、仕事前の不安がつづられていますが、やはりプレッシャーを感じることは多いですか。

どんなことでもお願いされた時にプレッシャーを感じます。リクエストをいただいても、ちょっと自分は無理だなと思うこととか。段々、レベルがアップしてきているんですが、それ以上のものを出さないと、皆さんも期待はずれに思われるでしょうし。そういう部分でプレッシャーを感じて。そうやって、時々(精神的に)やられてしまうこともあります(笑)。

――そのような精神的負荷とどのように向き合っているのでしょうか。

でも、自分の中では「やればできる子」という考えがあるんです。だから、「やらずに後悔よりもやって後悔」というモットーを大事にしています。

そう思うようになったのは、部活でバレーボールをやっていたころから。名言集の本を読むのが好きだったんですが、その言葉が一番心に残っています。「後悔先に立たず」もそうですけど、とにかく後悔だけはしたくないんです!

――今までの仕事で一番のプレッシャーは?

本当に『スマスマ』だけは、無理だと思いました(笑)。実はマネージャーさんに断っていたんですけど、やっぱりそのモットーを大事にすることにしました。今までも最初は無理だと思っていても、何とかクリアしてきましたので、やっぱり「やって後悔」だなと思います。