Googleマップ

PC・モバイルで広く利用され、ストリートビューでおなじみのマップ。建物や店舗のデータが豊富で、検索した時のヒット率の高さはやはりGoogleならではだろう。建物名はもちろん、デパートや地下街の中の店舗も階層ごとに表示するほどの細かさだ。データが充実している一方、画面を2本指でタップして上下にスワイプすることで3D表示させることも可能になり、表示面も進化している。

多機能でありながら画面レイアウトやインターフェースがこなれていて使いやすいのも長所だろう。例えば地図表示モードが、「交通状況(自動車)」、「路線図」、「自転車」と交通機関によって切り替えられるようになっており、道路の混雑状況や地下鉄の路線が色分けで分かるようになっている。また、指定した場所の名称が画面下に表示されるが、この表示をスワイプすることで、詳細な情報やストリートビュー、時刻表、共有ボタンなど必要な情報の画面が呼び出せるインターフェースも便利だ。

データ量、使い勝手共に優れていて、普段の外出から地図を使った調べものまで幅広く対応できるアプリだが、ただ残念なのがフォントサイズの調整ができないことや施設・店舗の記号が細かいことといった視認性だ。外の明るさや視力の具合によっては表示が見づらい、なんてことがあるかもしれない。その点を除けば非常に使い良いアプリだ。

データ量が豊富で建物や店舗名でも検索可能。また、デパートや地下街も階数ごとに表示させることができる

先日、3D表示機能が追加されたGoogleマップ。建物の立体感だけでなく地下の様子も表示されている

自動車を運転するのに便利な交通状況。今回比較しているアプリの中で、日本の道路における混雑具合を表示したのはGoogleマップのみだった

別にアプリをインストールしなくても地図アプリ上から乗換案内が表示可能