3月8日・9日、上越国際スキー場(新潟県南魚沼市)で、国内最大級のスロープスタイルコンテスト「THE SLOPE」が開催された。スロープスタイルは2014年開催のソチオリンピックから正式種目となったこともあり、注目を集めているウインタースポーツのひとつだが、実は13年前の2000年に日本初となるスロープスタイルが実施されたのも、この上越国際スキー場だったという。
選手たちが繰り出す技に注目
スロープスタイルとはスノーボードの種目で、コース内に設置されたジャンプアイテムやレールやボックスなどのジビングアイテムを使って、トリックの完成度や難易度などを総合的に競う競技となっている。「THE SLOPE」(イベント名総称=LENOVO PRESENTS SLOPESTYLE SUPPORTED BY SUPER SPORTS XEBIO)は今年で7回目の開催となり、国内外で活躍するプロも参戦した。
コースには、大小様々な形をしたジャンプ台や鉄製のハンドレールなどのいくつものジビングアイテムを、ゲレンデの斜度と地形に合わせて配置。各選手がどのような技を組み合わせてくるかに注目が集まった。
白銀の世界で温かなコーヒーを
コンテストは観戦無料のため、当日は多くのスロープスタイル・ファンが来場。会場では、協賛するレノボ・ジャパン(以下、Lenovo)が運営するレノボカフェにて無料のコーヒーもふるまわれ、観戦の間に暖をとりながら、展示されたLenovo製Androidタブレット「YOGA TABLET8(ヨガ タブレット エイト)」などの最新機種を触る人の姿も見られた。
Lenovoによると、今回、この大会の協賛を名乗り出た理由は、「ITの力で日本を元気にしたかったから」という。「『スロープスタイル』が好きな若い世代に、日常生活の中でITを使いこなしてもらえば、日本はもっと活気づくはず」とLenovo エグゼクティブ・ディレクターの留目(とどめ)真伸氏。初の協賛となる今回、選手たちの演技を会場の各所で、同社タブレットを使って生中継するなどのユニークな試みにも力を入れた。
そもそもLenovoでは、若い人たちに確かなIT力を身につけてほしいとの思いのもと、日ごろから新しい試みを積極的に展開している。最近では、小中高等学校でダンスが必修化されたことを受けて、YOGA TABLETを活用したダンス授業の支援プロジェクトも行っているという。
「これが世界基準ですから」
今回の大会で1位に輝いたのは、ソチオリンピックでも入賞を果たした角野友基選手。賞品として100万円とともに、Lenovoが展開する「YOGA TABLET8」が贈られた。
角野選手は、「今日は、『次のオリンピックで戦えたらな』という若手の活躍も見られたし、楽しかったです。でも、まだまだ自分も負けません」とビッグスマイルを見せた。さらに自らの滑りに対しては、「これが世界基準ですから」と自信をのぞかせるところ一面も。
当日の模様は以下。うまく動画が再生できない場合はこちらから(You Tubeサイトに飛びます)。
今日、ソチオリンピックでの日本勢の活躍で、ウインタースポーツを志す人が増えている。その中には、角野選手の活躍を見て、「スロープスタイル」の魅力を感じた人も多いだろう。上越国際スキー場は4月6日までの営業となっているが、場所によっては5月の連休までウインタースポーツを楽しむことができる。気になっている人はソチオリンピックの興奮が冷めないうちに、その1歩を踏み出していただきたい。