2014年1月期の注目アニメが集まるイベント「アニトーク!ひな祭り!!」が7日、東京ドームシティホールで開催され、『GO!GO!575』『てさぐれ!部活もの あんこーる』『Wake Up, Girls!』『いなり、こんこん、恋いろは。』の4作品に出演している声優たちが集結した。

東京ドームシティホールで開催された「アニトーク!ひな祭り!!」

出演者は『GO!GO!575』から大坪由佳と大橋彩香、『てさぐれ!部活もの あんこーる』から上田麗奈と大橋彩香、『いなり、こんこん、恋いろは。』から大空直美と野水伊織、『Wake Up, Girls!』から吉岡茉祐、永野愛理、田中美海、山下七海、奥野香耶、高木美佑、大坪由佳が参加(重複あり)。さらにゲストアシスタントとして、アイドル声優ユニットi☆Risも登場した。

『いなり、こんこん、恋いろは。』チーム。左から大空直美、野水伊織

『Wake Up, Girls!』チーム。前列左から高木美佑、吉岡茉祐、永野愛理、後列左から山下七海、田中美海、奥野香耶

左から『てさぐれ!部活もの あんこーる』の上田麗奈、『GO!GO!575』の大橋彩香、大坪由佳、芹澤優

ゲストアシスタントのi☆Ris。左から久保田美夢、芹澤優、山北早紀、茜屋日海夏、渋谷梓希、若井友希

『GO!GO!575』に新キャラクター、『Wake Up, Girls!』は対決ツアー!

大きな発表としては、『GO!GO!575』の第5話の制作が決定。第5話には新キャラクター小野小梅が登場し、CVをi☆Risのメンバーでもある芹澤優が担当する。『GO!GO!575』メンバーとしては初めてイベントに参加した芹澤だが、「実は第4話までもアフレコはこっそり見学していたんです」とのことで、大坪や大橋との息はぴったり。ミニライブでは3人でTVアニメOP「コトバ・カラフル」を熱唱。芹澤はセンターで堂々とした歌唱を見せていた。

『Wake Up, Girls!』に関しては、イベント中のスクリーンに突如、作中で主人公たちのライバルにあたるトップアイドルユニット・I-1 clubを統括する白木徹が登場。「日本全国47都道府県触れ合いプロジェクト「I-1club」VS「Wake Up, Girls !」 トークショー」の開催をぶちあげた。同イベントのスケジュールは以下のとおり。

■日本全国47都道府県触れ合いプロジェクト「I-1club」VS「Wake Up, Girls !」トークショー

・札幌:5月24日(土):アニメイト札幌店
キャスト:福原香織(I-1club)、高木美佑(Wake Up, Girls !)

・横浜 5月25日(日):新星堂トレッサ横浜店
キャスト:山本希望(I-1club)、吉岡茉祐(Wake Up, Girls!)

・仙台 5月31日(土):アニメイト仙台店
キャスト:津田美波(I-1club)、永野愛理(Wake Up, Girls!)

・福岡 6月7日(土):アニメイト福岡天神店
キャスト:安野希世乃(I-1club)、青山吉能(Wake Up, Girls!)

・名古屋 6月8日(日):アニメイト名古屋店
キャスト:明坂聡美(I-1club)、奥野香耶(Wake Up, Girls!)

・東京 6月14日(土):AKIHABARA ゲーマーズ本店
キャスト:大坪由佳(I-1club)、山下七海(Wake Up, Girls !)

・大阪 6月15日(日):ゲーマーズなんば店
キャスト:加藤英美里(I-1club)、田中美海(Wake Up, Girls !)

I-1の白木はこのトークイベントが「対決」であり、何か狙いがあることを強調。「Wake Up, Girls!を全力で叩き潰す!」と宣言する白木の迫力に圧倒されるメンバーだったが、WUGのセンター・島田真夢を演じる吉岡茉祐が「負けませんよ!!」と背後に炎を背負った激しさで宣戦布告していた。また、この発表時にはI-1clubのセンター・岩崎志保役でもある大坪由佳が飛び入り参加。東京で対決する山下の肩を抱きながら「全力で来てよね!」と火花を散らす前哨戦も見られた。

新キャラクター・小野小梅役の芹澤優が『GO!GO!575』チームに合流

お題に対し、あらかじめ出演者が書いた答をネタにトークする「から騒ぎ」方式

私の解答です、と挙手してトークが進行!

アピールタイムはピンスポット。田中の「うんめーにゃー!」

絵が得意な上田の絵を見て大橋がびっくり!

うますぎる上田の猫の絵に「一匹ぐらい食べてますよ!(大橋)」

作品の垣根を越えた交流

今回のイベントの魅力は、トークやゲームでの作品の垣根を越えた交流だ。大橋は『GO!GO!575』と『てさぐれ!部活もの あんこーる』の両作品に参加していることから、『GO!GO!575』の大坪&芹澤、『てさぐれ!部活もの あんこーる』の上田が、大橋を取り合う争奪戦が勃発。大坪たちに煽られた上田が「(大橋に)私のものになってください!」と告白して、大橋があっさりなびく一幕もあった。大坪と芹澤は「(吉岡茉祐の)エロい吐息演技が見たい!」などおっさん目線でイベントを盛り上げまくっていた。

特技披露でクラシックバレエの回転を見せる高木と吉岡。優雅な回転に歓声が

必殺技の演技を実演する大空にみんなでパワーを送る

つねってやられ演技を実演する大坪。「お肉がついてるわけじゃないですよ(大坪)」

胸元から謎のビームを放つ大橋と上田

萌えポーズをリクエストされた大坪と芹澤はにゃんにゃんポーズ

大橋を奪い合う『てさぐれ』チームと『575』チーム

『いなり、こんこん、恋いろは。』の大空直美は、某有名キャラクターのモノマネを披露したり、大坪に必殺技コントを挑んだり。野水伊織と共に中二病ポーズを披露したり、客席に向けて告白演技をしている野水に横から乱入告白したりと大活躍だった。

大空と野水による中二ポーズ!

頭脳プレイの人文字「W・U・G」

萌えゼリフが思いつかず硬直する吉岡に田中が耳打ち

客席に告白のお手本を見せるi☆Risの久保田

レベルの違うヤンデレショートコントをやりきった大坪

客席に告白する野水を横から奪う大空…という小芝居を終えてカーテンコール

現場で先輩から学んだことを語るコーナーでは、『Wake Up, Girls!』チームの田中が「片頬を抑えると口角が上がって滑舌が良くなるって浅沼さんに教わりました」、大坪が「ダメージを受けるシーンでは身体をつねるといいって先輩に聞きました」、大空が「攻撃で迫力を出すにはマイクから引いたほうがいいんです」といった実践的なテクニックがどんどん飛び出していた。

大橋の周りではいつも笑顔が絶えない

大橋の保護者っぽい上田。大坪は「なら私はパパで!」

とにかく仲がいい『いなりこんこん』チーム

総合優勝は『GO!GO!575』チームが勝ち取った

なぜか罰ゲームで奥さんへの告白ゼリフを暴露させられる司会の吉田尚記アナウンサー

ライブでも客席を盛り上げたi☆Ris

ミニライブコーナーでは、まずはi☆Risが「§Rainbow」と「Color」を披露。圧倒的なダンスパフォーマンスでポテンシャルの高さを見せつけた。『GO!GO!575』は、大橋が「コトバ・ラ・パティスリエ」を披露。どこまでもクールなボーカルで雰囲気たっぷりに聴かせつつも、実は歌っている歌詞はパンケーキを作っているだけ……というギャップが楽しい。大坪の「コトバ・ハンター・ガール」はライブ中も笑顔がこぼれっぱなしの元気あふれる歌唱で、まさに対称的なコンビだ。そんな名コンビの間にいわば飛び入りで参加して「コトバ・カラフル」を歌った芹澤だったが、まるで元から3人で歌うための楽曲であるかのようにバランスよく見えたのが印象的だった。

歌では別人のようにクールでかっこいい大橋

大坪は元気と笑顔で客席を盛り上げる

うたよめ575トリオバージョンでの「コトバ・カラフル」

最後は3人揃ってキメ!