情報漏えい防止をはじめとする情報セキュリティ対策を、断片的にではなくエンドポイントを軸にして横断的に行うことができるIT統合管理ソリューション。このようなソリューションを導入するには、まず自社の課題を明確にし、どうすれば自社のニーズに最適な解決方法となるのかについて考えておくことが望ましい。そこで、ハンモック 営業本部 東日本営業部 営業二課の課長、藤田英雄氏に、実際の導入事例を踏まえてIT統合管理ソリューションの導入により最大限の効果を発揮する方法についてアドバイスをいただいた。

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(参加費無料、3月5日水曜日開催、東京・竹橋)

“目の肥えた”企業はIT統合管理ソリューションのどこを評価するのか?

藤田氏によると、「IT統合管理ソリューションの導入を検討している企業は、資産管理ソリューションやセキュリティ対策ソリューションに対する目が肥えているところばかり」だという。

株式会社ハンモック 営業本部 東日本営業部 営業二課 課長 藤田英雄氏

「このような企業の多くはソリューションを最初に導入してから1クールを経ているので、過去の失敗なども踏まえて現実的な検討をしているお客様が多いと感じます。そのようなお客様は、機能だけではなくサポート面も重視する傾向にあります」(藤田氏)

そんな知識とノウハウのある企業がハンモックのIT資産管理ソリューション「AssetView PLATINUM」を高く評価するのには理由がある。その1つは、ソフトウェアだけでなく、サービスやカスタマイズも含めて顧客に合わせて柔軟な対応を行うという、同社が打ち出すコンセプト「HOOP(Hammock Ordermade Optimization Package&Service)」にある。HOOPによる問題解決では、顧客の課題やニーズを洗い出し、それに対して最大限の費用対効果で解決策を提案する。そこでは、目的やニーズに合致した必要最低限の機能、構成でのソリューションの提供や、セキュリティレベルと生産性、コストとの最良のバランス提案がなされる。さらに、構築や導入、運用アウトソーシング、サポートサービスまでの一貫したトータルサービスも提供されるのだ。ハンモックには、PC管理の分野で十数年のノウハウの蓄積があり、同社はそうした中で培ってきたサービスをパッケージングした製品を提供している。そして企業が悩みがちなところを踏まえてサポートを行っているのである。

「自社に適した対策でなければ現実性に欠けます。例えば、運用管理者が1名しかいないのに、多機能な統合管理ソフトウェアを導入しただけでは、実際に運用プロセスを構築することは困難です。統合管理は『ソフトウェアを入れて終わり』ではありません。どうしてもメーカーは機能の拡張競争に走りがちで、お客様が実際に使用するときのことまで配慮していないところが見受けられます。しかし、最近のお客様は現場での利用シーンを想定して判断するようになっていますので、我々がHOOPに基づいて提供する「AssetView PLATINUM」をご評価いただけているのだと自負しております」(藤田氏)

一気通貫のPC管理でセキュリティの向上、コスト削減、業務効率化を実現

「AssetView PLATINUM」には、日々のPC管理の効率化やセキュリティ対策、監査対策などに必要な機能を備えたスタンダードパッケージと、セキュリティ対策と監査対策をさらに強化する4つの新機能という大きく2つのソフトウェア群がある。このうち新機能には、Webフィルタリング、ウイルス対策、ファイル制御・暗号化、統合的情報漏えいリスク管理のソフトウェアが含まれている。当然、どれもが連携して1つのソリューションとして稼働する。

藤田氏は「Webフィルタリングやファイルの暗号化に対しては、業界の慣習のせいなのか、これまで個別に導入するケースがほとんどでした。しかし、これらのソフトウェアもオールインワンで統合管理する方がずっと便利だということに多くのお客様が気づきはじめているのです」と語る。

今までは1つのPCに異なるメーカー製の監視ソフトウェアが何種類もインストールされているようなケースが多く、PC管理だけでも手間とコストがかかってしまっていた。「AssetView PLATINUM」によって一気通貫で管理できるようになることで、管理業務の効率化とコストの削減、そしてセキュリティの向上を実現できるのである。

そうした事例の1つを紹介しよう。ある企業では、6種類から7種類ものPC管理やセキュリティ対策ソフトウェアを使用しており、サーバもまたそれぞれごとに1台ずつ設置されていた。そのため日々の運用管理の業務は煩雑であり、ライセンス管理1つをとっても担当者にはかなりの負担となっていたのである。そこで「AssetView PLATINUM」を導入したところ、サーバを1台に集約して管理も一本化することができた。その結果、この企業ではそれまで管理に費やしていたリソースをより戦略的な取り組みに振り向けることができるようになったのだ。

「サーバの集約やサポートの一元化と合わせて、各種データが集約されたことで監査でも役立てられるようになりました。データがバラバラに存在していたのでは監査上も好ましくありません」と藤田氏は強調する。

これまでに「AssetView PLATINUM」を導入した企業は、どのようなステップを追って導入し、そしていかなる恩恵を得られたのか──その踏み込んだ内容については、3月5日(水)に開催される『本当の優先順位を探る!マルチデバイス時代の情報漏洩対策セミナー』での藤田氏のセッション、『事例から見るIT統合管理のステップ導入』で明らかにされる予定だ。藤田氏は、「セキュリティ、コンプライアンス、運用管理の視点から、お客様が役立った事例を実際に聞いた現場の声をベースにお話したいと思っています」と意気込みを示す。自社のニーズに沿った、ソフトウェアとサービスを組み合わせたIT統合管理のあり方についてのヒントが、当日示されることだろう。

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