今、スマートフォンのアプリ業界でにわかに注目を集め始めているのがIP電話アプリだ。IP電話アプリとは、インターネット回線を利用して通話することができるサービスのことで、050から始まる固有の電話番号が割り当てられるため、固定電話や携帯電話にも電話をかけることが可能となっている。無料通話アプリといえばLINEやViberなども有名だが、こちらは電話番号が付与されるわけではなく、同じアプリを使っている者同士でしか通話できないのだ。汎用性という点ではIP電話アプリに軍配が上がるが、その代わりIP電話は通話をすると料金がかかる。

とはいえ、キャリアが設定している通常の携帯電話料金に比べるとかなり安く抑えられることが多いため、新たな通話手段として注目されているというわけなのだ。

スマートフォンでは現在、NTTコミュニケーションズが提供する「050 plus」というサービスや、「SMARTalk」「LaLa Call」「ServersMan 050」といったサービスが存在する。また、最近ではインターネット回線ではなく、電話回線を利用しながらも通話料金を抑えられる「楽天でんわ」のような新たなサービスも登場しており注目を集めている。

IP電話アプリといっても、料金も違えば細かい機能も違う。楽天でんわも含め、それぞれどんな特徴があり、どんなユーザーにオススメできるのか、各社の料金・機能を比較しながら紹介していこう。

12月5日にスタートした「楽天でんわ」