イオン南砂店の牛肉コロッケ売り場の様子(キャンペーンは全国店舗で実施)、「限定LINEスタンプ」という文字が踊る

イオンは12日、「トップバリュ×ハローキティ オリジナル LINE スタンププレゼントキャンペーン」を開始した。11月1日から10週連続で開催している「AEON SPECIAL 10WEEKS」の一環として行われるキャンペーンで、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」の牛肉コロッケの購入者400万名にハローキティのオリジナルLINEスタンプをプレゼントする。

昨年2億個突破のヒット商品「トップバリュ」の牛肉コロッケ

「トップバリュ」の牛肉コロッケは2011年に発売し、現在は全国のイオンやマックスバリュなど約1,300店で販売。今年2013年には販売個数2億個を突破したというヒット商品だ。

来年4月にイオンのプライベートブランド誕生、およびイオンの株式上場から40周年を迎えることに加え、ハローキティ誕生からも40周年を迎えることを記念したイオンとサンリオ社のコラボレーション企画となる。

キャンペーン対象商品にコロッケが選ばれたのは、老若男女問わず受け入れられる定番の商品だからだという。コロッケの原材料には、北海道産の男爵いもと、オーストラリアのタスマニア島のイオン直営牧場で育てられた牛肉を使用している。

取材を行ったイオン南砂店にて記者も牛肉コロッケを購入し食べてみたが、カリッとした衣の食感とホクホクした中身の組み合わせが絶妙だった。

こちらは2個入りのパック、左上のシールをめくるとシリアルコードが記載されている

こちらは4個入りのパック、2個入り以上のパックであれば対象となる

ハローキティのオリジナルLINEスタンプは全8種

同キャンペーンでは2個入り以上の「トップバリュ」の牛肉コロッケのパッケージに、LINEスタンプをダウンロードできるシリアルコード付きシールを添付し販売する。対象店舗は「トップバリュ」の牛肉コロッケを取り扱う全国の店舗、もしくは「おうちでイオン イオンネットスーパー」となる。キャンペーン期間は11月12日~12月9日までとなっているが、先着400万名が対象のシリアルコード付きシールがなくなり次第期間中であっても終了となる。

オリジナルLINEスタンプは全8種類。自らがコロッケとなったハローキティや、サンタクロースに扮したハローキティ、和服で新年の挨拶をするハローキティなど、この冬使えそうなバラエティに富んだラインナップとなっている。

イオン公式LINEアカウントは2週間で276万フォロワー獲得

イオンがLINEとのコラボレーションを進める背景となるのは、4000万人ユーザーを超えるLINEの媒体力だ。10月29日にLINE上で開設したイオン公式LINEアカウントは、約2週間で276万フォロワーを獲得。キャンペーン担当者も「トータルでの目標はまだ先だが、スタートダッシュとしては想像以上のスピードだ」と驚きを隠さない。

イオン公式LINEアカウントではイオングループ店舗や商品、キャンペーンなどに関する様々な情報を発信する他、LINEゲーム「ポコパン」とのコラボスタンププレゼントや、「LINEカメラ」「LINE PLAY」を使った企画などを実施してきた。

これまでリアルとデジタルにおける戦略を分けて行ってきたイオンだが、急速に拡大する国内EC市場に対応するため、デジタルシフトを戦略として掲げて様々な取り組みを行っている。スペシャルサイト「AEON SPECIAL 10WEEKS」もその一環であり、単なる情報発信だけにとどまらず、ソーシャルメディアとデジタルコンテンツをフル活用した様々なデジタルプロモーションでイオンファンを育てていく方針だ。