「TYPE:CONCEPT」の説明パネル。サーボ間の配線を露出させない「ステルスワイヤー技術」にも注目!

ただし、まだコンスタントにデモをこなせなる状態ではないということで、変形は動画で披露。筆者の取材時も、Bluetooth通信の不具合で、残念ながら直接の動画収録はかなわなかった。ここでは本体をデモ動画込みで撮影したものを掲載しよう。

「完全自動変形トランスフォーマー」の展示。変形は動画で披露(音量注意)

動画では変形後にコテッとコケてしまうのはご愛嬌。あくまで未完成ということで、そこもあえてカットせずに残したのだとか。

(なお、こちらに、関係者の方が撮影した動画もアップされている。ぜひあわせてご覧いただきたい!)

以下に写真でまとめた変形パターンも掲載するので、可変マニアの参考になれば幸いだ。

「TYPE:CONCEPT」の変形パターン。まずはカー・モード

ボディが分割され、前輪の下から腕が出て、胸部となるノーズを持ち上げる

脚部はリアバンパーを膝として折り曲げられた形で、ドアの中央辺りから展開される

サイドミラー周りが開き、肩から二の腕の部分に。足裏も外側に開き、少々わかりづらいが膝をついた「orz」体勢

足裏を腹の方へ引きつけてカエルのような体勢になり、そこから上体を起こして立ち上がる

ノーズが完全に折れて胸部となり、同時に頭部が出現。両肩も正規の位置へ展開される

変形の確実性はともかく、今回の試作品も相当の完成度に思えるのだが、製品化を考えるとまだ50%に満たないレベルとのこと。よりスムーズに動作させるための軽量化や全体のサイズ調整など、課題は多いと言う。

また、現状ではカー・モード時のガラスやドアが細かく分割されるが、そうしたラインが目立たないよう、変形パターンも極力、実際のパーツ構成を活かした形へと見直していきたいそうだ。

迫力の咆哮! ムービング リアルゾイド「SHIELD LIGER CONCEPT」

一方、フルサーボ搭載のゾイド「SHIELD LIGER CONCEPT」は、アニメ化作品にも登場した既存キャラ「シールドライガー」がベース。背部の武装などは独自のデザインとなっている。

ゾイドは、もともと「ゴジュラス」などの大型電動キットがラインアップされていたが、今回はコンパクトな「μサーボ」のおかげで、全身フルサーボ搭載ながら、スタイル重視のフィギュア製品に比べても遜色のないフォルムに仕上がっている。

ショーケース内に展示された「ムービング リアルゾイド SHIELD LIGER CONCEPT」

「SHIELD LIGER CONCEPT」の説明パネル。アニメのような滑らかな動きがウリだ

四足歩行に加え、頭部が上下左右に動き、背部のウィング状の武装も展開可能。腰も左右に振ることができ、その場での回転ほどの小回りは効かないものの、左右旋回やスラローム歩行も可能だと言う。今回は、ショーケース内の台座上で動作デモが行われていた。

「ムービング リアルゾイド」の動作デモ(音量注意)

搭載されたμサーボは「i-SOBOT」と同じ初期型。それぞれの脚に3(×4)個、頭部に2個、腰に1個、背部武装の開閉用に1個、の計16個が使用されている。

実は4~5年前の時点でベースは作られていたそうで、そのため初期型μサーボが使用されているが、今回の展示にあたって調整したとのこと。製品化するなら、同じ4足歩行の「i-SODOG」と同様に「新型μサーボ」を組み込む形になるそうだ。

発売はまだ未定だが…… 30年越しのロボット・トイの夢、新展開の実現に期待!

「ロボット・ラボ」では、μサーボフル搭載ロボットの実例として、2体の「i-SOBOT」によるデモも行われていた。発売から5年半を経ても、滑らかで愛嬌のある動きは人気を集め、「もう手に入らないの?」と尋ねる来場者も多く見られた。

フルサーボで製品化されたトランスフォーマー&ゾイドがガンガン動き回ることになれば、i-SOBOT以上に絶大なインパクトを与えてくれることだろう。

2体でダンスを踊る「i-SOBOT」(音量注意)

今回はあくまで参考出品、発売未定ではあるが、ぜひとも製品化を実現して欲しいところ。引き続き今後の展開に注目だ!