「ググる」という言葉が一般化するほど、Web検索におけるGoogleの存在感は大きい。Googleの検索エンジンが採用されているYahoo! JAPANを含めると、日本国内における検索エンジンでは圧倒的なシェアを持つ。Safariでもデフォルトの検索エンジンに設定されているため、iPhone/iPadユーザにもお馴染みだ。

Googleが支持される理由のひとつが、いまなお新機能/サービスを開発し続けていること。先月も、日本向けのサービスとして乗換検索機能を強化、出発時間や到着時間などの時刻設定が可能になった。「品川から横浜 終電」などと検索すれば、品川駅から横浜駅への最終電車をただちに調べてくれる。複数の経路も調べてくれるので、乗換検索アプリが不要になるほどだ。

しかし、GoogleのWeb検索とiOSのシステムがパーフェクトに連携するかというと、そうではない。たとえば、Siriは検索語の区切り文字として欠かせない半角スペースを(日本語モードでは)入力できないため、おかしな検索結果がかえってくることになる。Siriのような音声入力機能は、酒に酔ったときなど手もとが怪しいときこそ頼りたいもの、こういう場面で融通を利かせてほしい。

そこはGoogle心得たもので、専用アプリ『Google 検索』を使うと、音声入力時の区切り文字問題を解決してくれる。アプリを起動して音声検索ボタンをタップし、「○○から△△ しゅうでん」と話しかければ、文脈から乗換検索と判断し、「△△」と「終電」の間へ半角スペースを自動的に挿入してくれる。よほど呂律が怪しくならないかぎり、酔ってソフトウェアキーボードと格闘している間に終電を逃してしまった、という笑えない話もなくなるはずだ。

操作手順をカンタン解説

1 日本語モードで使う場合、Siriには半角スペースを音声入力する方法がないので、Web検索(Googleの乗換検索)へ処理を引き継ぐことができない

2 『Google 検索』を起動し、「音声検索」ボタンをタップする

3 「○○から△△ しゅうでん」と話しかければ、「△△」と「終電」の間へ自動的にスペースを挿入して検索してくれる

4 これで、ソフトウェアキーボードを使わずに最終電車を検索することができる

(提供:iPad iPhone Wire)