既報の通りNTTドコモは15日、2013夏モデルの新商品・新サービス発表会を行った。発表会では同社代表取締役社長の加藤薫氏が登壇し新サービスの紹介を行ったほか、LINEとの協業も発表された。またゲストとして渡辺謙さん、石原さとみさん、松坂桃李さん、橋本愛さんが招かれ、トークセッションを行った。本稿ではその模様をお伝えする。

NTTドコモが15日に行った2013夏モデルの新商品・新サービス発表会。ゲストとして渡辺謙さん、石原さとみさん、松坂桃李さん、橋本愛さんが来場しトークセッションを行った

ドコモサービスパックを開始

NTTドコモでは、便利・安心にスマートフォンを利用できるようにするため、基本的なサービスをパッケージ化して提供する。「ドコモサービスパック」と呼ばれるもので、「おすすめパック」と「あんしんパック」を用意した。5月16日から提供を開始する。

5月16日より、ドコモサービスパックを開始する

おすすめパックでは、初心者でも便利に快適にスマートフォンを利用できるように「スゴ得コンテンツ」「iコンシェル」「クラウド容量オプション プラス50GB」の3サービスをまとめて月額525円で利用できる。スゴ得コンテンツとは、ニュース/ 天気、ゲーム/ 占いなど10ジャンル約100コンテンツが使い放題になる定額サービス。ちなみにスゴ得コンテンツのみを単独で利用したい場合は、月額399円で利用できる。

おすすめパックの内容(写真左)。3サービスをそれぞれ個別に利用すると、月額924円かかる計算になる

あんしんパックでは、安心してスマートフォンを利用できるように「ケータイ補償お届サービス」「スマートフォンあんしん遠隔サポート」「あんしんネットセキュリティ」の3サービスをまとめて月額630円で利用できる。NTTドコモではこれらのサービスを通じて、「磨きぬいた快適さと安心感 先進・安心 Xiスマートフォン」として訴求していく方針だ。

あんしんパックの内容(写真左)。NTTドコモでは、磨きぬいた快適さと安心感 先進・安心 Xiスマートフォンとして訴求していく

Xiのエリア拡大と高速化

NTTドコモでは今年度、つながりやすさと高速化を徹底する。Xiのエリア拡大については予定を1年前倒しして進めるという。基地局数については2012年度末には24400局だったが、2013年度末には50000局まで倍増させる計画。ちなみに新幹線の全8路線97駅、全国の53の主要空港、および主要集客施設の3500施設については、2013年3月にXiエリア化を完了しているという。そのほか世界遺産への登録が予定されている富士山についても、今夏からXi通信が行えるようになる見込みだ。

NTTドコモでは、Xiのエリア拡大について予定を1年前倒しして進める(写真左)。新幹線の全8路線97駅などについてはXiエリア化を完了している

2013年6月末までには、112.5Mbps対応エリア数を52都市(2012年12月現在)から100都市にまで拡大する。また、75Mbps対応基地局数についても10000局(同)から15000局以上に拡大する。さらには2013年度内に、東名阪の大都市でも受信時最大150Mbpsの高速通信サービスを提供予定としている。

112.5Mbps対応エリア数を100都市に、75Mbps対応基地局を15000局以上に拡大する。また2013年度内に東名阪でも最大150Mbpsの高速通信サービスを提供開始する

加藤社長は「ネットワークは生きもの。ドコモでは、お客さまから一番つながる・使えると実感していただけるようなサービスを提供していけるよう、全社をあげて取り組んでいく」と言葉に力を込めた。

LINEとの提携を発表

発表会では、NTTドコモとLINEとの協業も発表された。今後両社は、らくらくスマートフォン向けLINEアプリの開発や、同アプリにドコモ専用の音声通話ボタンを配置するなどの取り組みを通じて安心・便利なLINEアプリを提供していくという。加藤社長に紹介され、LINEの代表取締役社長 森川亮氏が登壇した。

NTTドコモとLINEが協業し、アプリを開発・提供していく