上司を「上」「中の上」「中」「中の下」「不可」の5段階評価で採点するとしたら、あなたの上司はどのランクに入るだろうか? 米国で調査を行ったCareer Builderによると、米国では「中」以上が86%を占めるなど、上司に一定の評価があるようだ。上司が部下に命令する立場にあるのは米国も同じ。だが調査では、「飼い犬の爪を切って」などとんでもない頼まれごとを受けたという部下の実話も暴露されている。
米国の企業・組織勤務者約3700人に、上司についての質問を行った。上司の評価については、「上」が26%、「中の上」が40%、「中」が20%となった。
一方で、9%が「中の下」、6%が「不可」と厳しい評価も。「上司を尊敬している」という人は64%、「上司から学ぶところは多い」には37%がイエスと答えたが、3人に1人は「上司より自分の方がスマートだと思っている」とも回答した。
ここまでは、ほぼ想定通りの結果といえるが、「上司から頼まれた変な頼まれごとは?」の質問に対しては、さまざまな回答が寄せられている。
たとえば「全てのメールとファイルを即座に削除できるよう準備しておくように」という上司。「インターネットで自分について良いコメントを書き込んでくれ」と頼む上司もいれば、「上級管理職をスパイしてくれと頼まれた」という人も……。
ぱっと聞くと理解に苦しむ依頼もある――「自分の弟を解雇してくれ」と頼んだ上司、頼まれた部下は上司の弟を解雇できる立場にあるということだろうか?
仕事の枠を超えた頼みごとの例もある。「自分の飼い犬の爪を切って」と女性上司から頼まれた人もいれば、同じく女性上司から「自分の結婚式の計画を立てて」と頼まれたという人も。「友達になってくれないか」と依頼されたら、あなたならどう返す?
ほかにも信じがたい話が紹介されている。「代理母になってくれないか」と頼まれた人は、一度ならずなんども依頼されたと報告している。米国らしいといえば、「銃を買ってきてくれ。代金は後で返すから」と頼まれた人もいる。「違法薬物を持っている人を紹介してくれないか」という上司も。怖そうなお願いごとをもうひとつ。「(傷口を縫った後を)抜糸してくれないか」と頼まれたという部下もいるそうだ。