あなたの企業はFacebook、Twitter、Pinterestなどのソーシャルメディアを活用しているだろうか? 個人で利用するのとは異なり、企業がソーシャルメディアを利用する場合は何らかの効果を生む必要がある。OpenForumが「ソーシャルメディア戦略:成功につながる7つのステップ(Social Media Strategy: 7 Keys to Success)」として、成功するソーシャルメディア導入の手引きを紹介している。

ソーシャルメディアが普及しはじめて数年になるが、記事によるとソーシャルメディアを効果的に活用できている企業は少ないという。「単にソーシャルメディアを利用しなければならないからという理由で使うべきではない。戦略的に利用して、自社の事業によいインパクトをもたらそう」と記事は続けている。

では、ソーシャルメディア導入を成功させるには何が必要なのだろうか? 要素としては、ポリシー、プロセス、ソーシャル攻略のための資料、技術、トレーニングだという。以下が、これらの要素を取り込んだ具体的なステップとなる。

  1. 目標設定
    まずは自社の事業目標を再チェック。

  2. ソーシャルビジネスの長期的戦略を立てる
    片手間にソーシャルメディアに取り組むのではうまくいかない。完全にコミットするためには、きちんとしたソーシャル戦略やビジョンを持とう。戦略やビジョンが決定したら、それをチーム間で共有すること。

  3. 幹部の支持をとりつける
    ソーシャルメディアの導入となると、技術投資にはじまり、組織やプロセス変更も必要かもしれない。スムーズに進めるために、最初から幹部の支持を取り付けておくことは必須だ。

  4. ロードマップ
    これまでのステップで、事業目標とソーシャルでのビジョンが明確になり、幹部の理解を得たはずだ。ここからは、どうやって目標とビジョンに近づくか、具体的なプラン作りだ。計画したイニシアティブを実装するのに必要な技術を決めよう。

  5. プロセスとトレーニング
    次は、FacebookやTwitterでどのようにして顧客の意見を聞いて回答するのか、誰が投稿するのか、モニタリングはどうするのか、これらプロセスを考える。
    プロセスを定義したら、それを守ること。そうすればソーシャルの波に飲み込まれることなく、戦略を進め拡大することができる。場合によっては、社員をトレーニングする必要があるかもしれない。

  6. チームメンバー
    ソーシャルメディアイニシアティブを受け持つチームについても考えておきたい。最初は少人数でもよいし、専門とするエージェンシーなどに外注するのもよいだろう。だが、次のレベルへと成長させるためには、社内で人材開発が必要になる。

  7. 最新技術という誘惑に勝つ
    次から次に新しい技術が出てくるのがこの分野。だが、いくつか成功の兆候が出てくるまで、技術については最初の計画を固守しよう。ビジョン、プロセス、戦略的な計画なしには、目的を達成するのにどの技術がよいのかはわからないのだ。さまざまなメリットをうたう新しい技術の誘惑に負けずに、まずは手持ちのカードで成果を出そう。