巷ではパンケーキ&ホットケーキブームが巻き起こっている。専門店も多数登場しているが、ミックス粉が販売されているので家庭でつくる人も多いだろう。今回は、ちょっと手間をかける「厚焼きホットケーキ」づくりに挑戦。ちょっぴりノスタルジックな雰囲気の厚焼きホットケーキで素敵なティータイムを!

厚焼きホットケーキ

まずは、型づくりから。1000mlの牛乳パックを使えば簡単につくることができる。牛乳パックの側面4面をハサミで切り分け、さらに半分の高さになるようカットする。それをくるりと円形にして、上辺と下辺あたりをステープラーで止める。これで完成。1個の牛乳パックで8個の型がとれることになる。

牛乳パックを開き、底面以外の側面4面を使う。半分の高さになるようにカットし、ステープラーで2カ所止めしたら型の完成。試しに半分の高さにする前に型を作って(右写真奥)焼いてみたが、生地に火が通るのに時間がかかり、焦げてしまった

型の内側には油引き器などで薄く油を塗り、同じ高さにカットしたオーブンシートを貼り付ける。この中に生地を流し込むのだが、オーブンシートを貼り付けておかないと、型から生地を抜く際に苦労するので、このひと手間を惜しまないように。さて、ここからは生地づくりに取り掛かっていこう。

材料(2人分・4個分)

ホットケーキミックス 200g / 卵 1個 / 牛乳 150cc / メープルシロップ 適量 / 油 少量

つくり方

1.ボウルに卵と牛乳を入れ、泡立て器でしっかりと混ぜる。

2.1にホットケーキミックスを入れ、ヘラで切るように混ぜ合わせる。決して、泡立て器でグルグルーと混ぜないこと。白い粉が残っていなければ、多少ダマが残っていても気にしない。ここがふんわり食感に仕上げるポイントとなる。

3.フライパンを火にかけて油を引き、一旦濡れ布巾の上にフライパンを置く。ここに型を並べ、中に2の生地を流し込む。焼いているうちに膨らんでくるので、半分より少し上くらいの高さまで流し込むのがコツ。型の下から生地が流れ出さないよう、型を手で押さえながら作業を進めよう。

4.弱火で焼いていき、生地が膨らんで表面が乾いてきたらひっくり返す。爪楊枝や竹串をさして、抜いたときに生地が付いてこなければ火を止める。型から抜き、オーブンシートを取り除いて皿に盛る。好みでメープルシロップなどをかけて完成。

生地は混ぜすぎないのがふんわりと仕上げるポイント。なめらかにならなくても、写真のような状態でOK