ニンテンドー3DS用ソフト『モンスターハンター3(トライ)G』のすれ違い通信で得られる「ギルドカード」から、地域別に「秋葉原ハンター」、「会社員ハンター(大手町で調査)」たちの生態をお届けしてきた本連載。最終回となる今回は、両者の違い…近くて遠いハンターたちの生態の差について追求していこうと思います。

秋葉原ハンターと会社員ハンター、『モンハン3(トライ)G』のプレイはどっちがガチ?

ハンターランク/G級ハンター率は会社員ハンターが圧倒的に高い

秋葉原ハンターのハンターランク

会社員ハンターのハンターランク

ハンターランク調査では、上限解放ハンターの比率では秋葉原が45%だったのに対して、会社員ハンターは62%。HR6~7のハンターも含めると、秋葉原が61%なのに対して会社員ハンターは82%でした。つまり、秋葉原ハンターよりも会社員ハンターの方がHRは高く、しかもその大半がG級ハンターだということになります。

これは後述する「友好度」も関係していると思うのですが、会社員ハンターの方が全般的に友好度が高いため、一緒に遊んでくれる狩友がいるからこそハンターランクが上がりやすくなっているのではないでしょうか。

友好度/協力プレイ未経験の比率は似たようなものだが…

秋葉原ハンターの友好度

会社員ハンターの友好度

友好度0=誰とも協力プレイをしたことがない人の割合は、秋葉原が41%だったのに対して、会社員ハンターは29%でした。これだけを見ると、お互いに大きな差はないように見えますが、社会人ハンターには友好度100~199の狩人が66%もいて、かなり協力プレイをしている人が多い印象でした。ちなみに、秋葉原では友好度が100以上に達しているハンターはわずか10%でした。

筆者は、「秋葉原ハンターはゲーム好きでゲーム友達も多い」という先入観から、社会人ハンターの調査結果よりも、秋葉原ハンターの方が友好度は高くなるはずと考えていました。しかし実際には、社会人ハンターの方が友好度の高いハンターが多いという結果になりました。こうなった理由は、会社員ハンターは会社の同僚を巻き込んで会社帰りに一緒に遊んだり、会社帰りに飲み屋へ『MH3(トライ)G』を持ち込んだりして終電まで狩る、なんてことをしているから、かもしれません。

プレイ時間/社会人ハンターの7割は200時間以上の手練れ

秋葉原ハンターのプレイ時間

会社員ハンターのプレイ時間

プレイ時間で比較すると、プレイ時間が300時間未満という区切りでは秋葉原ハンターも会社員ハンターも約65%とほぼ同数になりますが、内訳は相当異なります。

秋葉原ハンターはプレイ時間が50時間未満のハンターが33.3%もいたのに対して、会社員ハンターはわずか5%。会社員ハンターは、7割が200時間以上もプレイしている手練れの狩人だったのです。友好度の高さと併せて考えると、他人と協力プレイをする楽しみに目覚めると、ついたくさん遊んでしまう。そんな魅力に満ちたゲームであることが浮き彫りにされたようです。