ノートブックのブランド「モレスキン」のオフィシャルショップが、有楽町ロフト内にオープンした。
このオフィシャルショップは日本の第一号店であり、店内の広さはアジア最大級。モレスキンの最新アイテムはもちろん、ノートブックを含む全カテゴリの商品などを一度に見ることができる。今回は、開店直前に行われたプレス内覧会で公開された同店舗の様子をレポートする。
同ブランドの筆記具全種類を試し書きできるスペースも(左)、各筆記具の替え芯も網羅されている(右) |
Evernote対応モレスキンを実物展示
「Moleskine アトリエ」には多数の商品が置かれているが、中でもWebサービス「Evernote」とのコラボレーションで生まれたノートブック「Evernote スマートノートブック by Moleskine」(10月上旬発売予定)の展示スペースには人が多く集まっていた。
本来はショーケース内に飾られているのだが、Evernoteスタッフに許可を得て実物を手に取らせてもらった。同Webサービスとの連携で注目を集めている同商品だが、Evernote側もデザインに全面協力しているだけあって、非常にスタイリッシュな外観。Evernoteのカラーである黄緑が黒の表紙によく映え、持っていて楽しくなりそうな一品だ。
ショーケース内に飾られた「Evernote スマートノートブック by Moleskine」(左)、表紙にはさまざまなイラストがあしらわれているのに、印刷の質感や図の配置によって非常にすっきりとまとまっている(右) |
ちなみに、モレスキンのノートブックはメモを取るのに適した「ルールド(横罫)タイプ」が通常よく売れているとのこと。だが、同商品は傾向が異なり、図を描くのに適した「スクエア(方眼)タイプ」の予約注文が多いそう。これはあくまで予想だが、アイデアスケッチをデジタル化したいクリエイター層からの注目度が高い商品なのかもしれない。
もちろん、スターウォーズや星の王子様など、すでに展開されている人気作品とのコラボダイアリーも各種取りそろえている。
発売されたばかりのスターウォーズや星の王子様とのコラボダイアリーも全種取りそろえている |
これまでの量販店のいちコーナーではあまり見る機会のなかった、同ブランドのバッグ類もあった。モレスキンらしい黒のシンプルなデザインで、シーンを選ばず使えそうな印象を受けた。
女子がときめく「クロニクルブックス」ブランド
同ショップインショップには、モレスキンだけでなく、輸入代理店のカファが扱うブランドが複数展開されている。サンフランシスコの出版社「クロニクルブックス」が展開する書籍やステーショナリーはかわいらしいデザインのものばかりで、雑貨好きの女性層を中心に人気を博しそうだ。
アイロン転写できるステッチ用の教本など、オシャレな実用書たち(左)、日本でもよく読まれている「はらぺこあおむし」の絵本作家、エリック・カールのイラストで子どもに数字を教えるカード。子ども向けの商品も多い(右) |
カラフルなガジェット向けスリーブなどを展開する「ピジャマ」
ミラノ発のカラフルなソフトケースブランド「ピジャマ」。無機質なデザインの多いガジェットケースには珍しく、カラフルでぬくもりのあるテイストだ。それ以外にも、アイマスクやトートバッグなど、かわいらしいテキスタイルを生かした商品を多数見ることができる。
今後はワークショップやイベントも開催
これだけ多くのステーショナリーに囲まれる同ショップだが、各ブランドごとに什器や陳列方法がかなり工夫されており、異なる世界観の3ブランドを見事に共存させていた。点数も多く、洗練されたデザインのものばかりなので、文具好きなら長々と居座ってしまうこと間違いなしのスポットだった。
今後はモレスキンに関するイベント、ワークショップなどが定期的に開催されるとのことなので、今後の展開にも注目したい。