【インタビュー】
長崎県にある「恵の丘長崎原爆ホーム」。ここは、被爆高齢者のための世界最大規模の特別養護老人ホームである。時の総理大臣が広島、そして長崎平和祈念式典出席の後、毎年必ず訪れる場所であるという「恵の丘長崎原爆ホーム」だが、その実像が広く知られているとは言い難い。
このホームに暮らす人々や、原爆の落ちた都市 長崎の姿を2年間に亘り追い続けたドキュメンタリー作品『夏の祈り』が公開される(2012年8月4日長崎先行公開。2012年8月14日より渋谷 アップリンクにて公開)。この作品を監督した映像作家 坂口香津美に話を訊いた。
――坂口監督はTVドキュメンタリーを約200作品も監督されていますが、今回の『夏の祈り』は劇場用映画として公開されます。
坂口香津美(以下、坂口)「僕はこれまで様々な種類のTVドキュメンタリーを作ってきたのですが、近年は行き詰まりを感じていました。具体的には、僕が作りたいものと、テレビ局が求めている物にズレがでてきた。僕は1作目からすべて自分の企画でやってきた人間で、他人の企画をやったことがないのです。僕自身、完全主義者で全てを自身の管理下に置いてやりたいタイプなので、テレビでは難しい。テレビの一過性、基本的に1回しか放送がないという部分も納得いかなかった。そこで、本作は映画という形が良いと思いました。現実問題として、テレビでドキュメンタリーの枠も少なくなってきていましたし、虚無感もありましたから」
――TVドキュメンタリーにおける虚無感とは、どのような物なのでしょうか。
坂口「まず、TVドキュメンタリー制作のためには、テレビ局に企画を提案します。企画が成立すれば予算がつきます。予算がつくということは、当然ながら番組を提供するスポンサーが存在するということです。テレビ局はスポンサーあっての商売で、スポンサーは視聴者の関心を得たい。極論すれば、それが民放の番組制作のシステムです。姿の見えない視聴者という名の大衆に向けて、優先で『皆が理解できる』という極めて曖昧模糊とした最大公約数のゴールに向けた作品を作っていくことになります」
――『夏の祈り』は、そのような「最大公約数のゴール」へ向かう流れを持つ作品ではありませんね。
坂口「はい。僕はそのような『最大公約数のゴール』へ向かう流れとは真逆を指向しています。テレビが排除したがる偏見を尊重することこそがドキュメンタリー映画の真髄と思っていますから。僕の作品はスポンサーもなく、すべて自費で制作しています。これは、お金があってやっているのではなく、作るために工面してやっているのです。だからこそ、自らの意思に忠実に、何も恐れることなく、果敢に挑むことができるのです」
| 【レポート】フジに続きTBSでは出水アナをイメージした3Dキャラクターを導入? - 人の表情をカメラで読み取る「リアルタイムアバターシステム」 [19:49 5/21] |
| キヤノンら、重要文化財「竹に虎図襖」などの高精細複製品を天球院に寄贈 [16:52 5/21] |
| 音楽制作ソフトウェア「Singer Song Writer Lite 8」の試用版を公開 [16:36 5/21] |
| 8つのエフェクト同時演奏可能なアプリ「Turnade for iPad」発売 [15:58 5/21] |
| アドビ、iOS向け「Adobe Ideas」を無償化 - 購入者には払い戻し対応も [15:10 5/21] |
|
【ハウツー】意外に知らないAndroid - Facebook Homeをロック画面として利用する方法 [07:30 5/22] 携帯 |
|
当せん総額30億円突破売り場の店主が語る宝くじに当たる条件 [07:02 5/22] エンタメ |
|
デル、NTT東日本のサービス拡大にあわせて5,000円割引のキャンペーン [07:01 5/22] エンタープライズ |
|
部活推進派の杉村太蔵 「スポーツをしている奴はモテます」 [07:01 5/22] エンタメ |
|
ゴルフ界の若手スター 石川遼・松山英樹の決定的差異は体格 [07:00 5/22] エンタメ |