Q2.意中の女性と、良好な関係を保つコツは?

男女が関係を育む際には、必ずしも「愛の告白」というプロセスは踏まなくていい、というのが石田流。

「ウヤムヤならウヤムヤのまま付き合い始めてもいい。相手にもよりますが、あえて宣言をすることが重荷になるケースだってありますからね。それよりも、どんな時間を一緒に過ごすかのほうがよっぽど大切です」

当然、彼女と共にする時間を楽しいひと時に演出するのは、男の責務だという。

「男は目で恋をするけど、女は耳で恋をするもの。笑いを取った分だけ、相手との距離が縮まると考えてください。間違っても自慢話や説教はNG。そんなことを口にするなら、彼女の未来のことを話題にしたほうが、相手にとっても有意義な時間になるはず」

それは、常に旺盛なサービス精神を持っておくべき、ということでもある。「毎日が男のバレンタインデーのつもりで妻と接している」と語る石田さんは、ちょっとしたプレゼントも有効だと語る。

「彼女が好みそうな小物を見つけたら買って帰るとか、小さなファインプレーを続けることが大切です。何かの記念日などには、少々値の張るプレゼントを用意する気配りだって当然必要ですが、要は日々のサプライズをいかにして演出するかを考えてほしいですね」 恋愛における楽しい時間を継続させるには思いやりや日々の努力は不可欠。そして上質な恋愛体験を積むことには、値の付けられない価値があると石田さんは力説する。

「長いスパンで見れば、目先の高価なプレゼント代よりも、恋愛をしないことのほうが高くつくと思いますよ。僕自身、女性と付き合うことで学んだことは数知れないですし、その貴重な経験がその先の将来への糧になったのは間違いないですね」

意中の女性と全力で向き合うことは、その時点での自分が持っている知識やコミュニケーション能力、経験値、予算など、すべてを勘案した上での総力戦。もちろん、結果は神のみぞ知ることではあるが、経験というリターンは男にとって果てしなく大きい。それは立派な自己投資なのだ。

石田純一(いしだ・じゅんいち) 1954年、東京都生まれ。早稲田大学商学部中退。79年に、テレビドラマ『あめりか物語』で俳優デビュー。以降、数々の話題作、バラエティ番組に出演。2009年にプロゴルファーの東尾理子と結婚。近著に『石田純一 お金のくどき方』(日経ホームマガジン)。

※マイナビニュースマガジンNo.2(2011年3月10日発行)より転載

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