44歳で2児の母。韓国の美魔女として話題のチョン・ダヨンさんが、最新刊『チョン・ダヨンのモムチャンダイエット ストレッチング(DVD&BOOK)』のPRのため来日した。マイコミジャーナル編集部イチ体の硬い編集女子Tが、少しでも身体を柔らかくしたい―という野望を胸に秘め、ダヨンさんにインタビューを敢行。座ったままできる、体の硬い人のためのストレッチを教えてもらった。

――モムチャンストレッチの特長について教えていただけますか?

他のストレッチは、1つ1つストレッチが紹介されていて、いざ実践しようとすると思い出すのは1つか2つで、結局それしかできないということが多いと思います。一方、モムチャンダイエットは、体を頭のてっぺんからつま先まで、すべて循環させるストレッチになっており、一連の動きとして覚えられるよう配慮されています。DVDも30分間に設定されており、音楽に合わせ、楽しみながらストレッチを行うことができるでしょう。

また、モムチャンストレッチには、自分でスポーツマッサージをやっているのと同じ効果が得られます。体がリラックスして、そのまま眠りにつけるので是非試してほしいです。

――私自身、体が硬いのですが、やっぱりストレッチはやった方がいいのですよね…?

ストレッチをしないと当然、体は硬くなってしまいます。だからといって、体が硬いことを理由に、諦めて何もしないとどんどん体が退化してしまいます。そうならないために、必至に頑張るというよりは、まず自分ができる範囲で少しずつ実践することが大事。体はとても正直なので、やった分だけ必ず結果に現れていきます。体が硬い人であれば、できる範囲で少しずつやっていきながら、ちょっとずつ体を柔らかくしていけばいいのです。

――ダヨンさん自身、もともと体は硬かったのですか?

私自身、ごく普通の主婦で、スポーツも得意なほうではありませんでした。体も硬かったですね。ストレッチを継続することで少しずつ柔らかくなっていきました。

――ストレッチするにあたっての留意点はありますか?

体が温まっていない状態で、急激にストレッチを始めるのは危険です。また、ちょっとでも苦痛を伴うストレッチは間違い。ストレッチをしている時に気持ちがいい、どこかが伸びていてスッキリする感覚があるとそれはいいストレッチだと言えます。

ストレッチするタイミングは決まっていません。体が疲れている時、ハードに体を動かして筋肉痛の時、寝る前など、時間を問わずに空き時間を利用して実践してみましょう。

――体が硬いままにしておくと、体にとってはあまりよくないのでしょうか?

体が硬いと、体に毒素がどんどんたまっていってしまい、それが疾病の原因になってしまいます。たとえば、パソコンのモニター画面をじっと見ていると、首、顔が前のめりになり、体の中心がずれてしまい、脊髄の疾患を引き起こす原因になります。パソコン作業や単純作業の多い人は休み時間に適度にストレッチを行い、休息をとるようにしましょう。

最近では、ストレッチはボディメイクやダイエットのため、と思われている人が多いですが、健康のために必要なことだと私自身、感じています。実際、私がストレッチをはじめたのは、腰痛を治すために運動を始めたのがきっかけ。そこで、姿勢やストレッチの重要性に気づかされたのです。夫もギックリ腰で6カ月間車いす生活を余儀なくされたことがありました。その時も、私が進めたストレッチで、腰痛が解消されました。

――ストレッチに毎回挑戦するのですが、三日坊主で続きません。。。

ストレッチは本能だと思っています。犬や猫も寝起きにう~んと体を伸ばしますよね。一方の人間は座りっぱなしで、ストレッチをしない人が多いですね。

ストレッチの効果は、外見や容姿の変化だけではありません。私自身、健康的になったし、外見的に変化することで精神的にもポジティブな考えの持ち主に変わりました。ポジティブ思考になると、常に明るいニコニコした顔で、家族円満でいられます。

漠然とダイエットを目的に、1~2カ月と期間を決めて始めても諦めるのもたやすいです。単にダイエット目的にするのではなく、自分の体を健康にするために、毎日継続することが重要なのです。ですから、目標をたてるというより、生活の一部に習慣化させることを心がけましょう。

次ページでは、ダヨンさんが教えてくれた座ったままできる、体の硬い人のためのストレッチを紹介する。ゆっくり8カウント(10秒程度)が目安。呼吸は自分がやっていて楽な呼吸で大丈夫。会社にいながら、自宅のいすで……いつでもどこでもできるストレッチなので、是非実践してみてほしい。