今年は節電対策で冷房などの使用を控えたり、温度設定を高めにしたりすることが予測される。そうした中、最近報道などでよく取り上げられているのが、室内での熱中症だ。オフィスで設定温度を28度にしても、パソコンやサーバのある場所、窓ガラスに近い場所などは温度が28度より高くなっていることがある。
また、高層マンションは日当たりがよい部屋も多く、窓ガラスの面積も広い。計画停電が実施されると、コンクリートの蓄熱性も手伝い、夜間も室温が下がらず室内で熱中症になってしまう危険もある。今年の熱帯夜はさらに対策が必要と言えそうだ。
今回は、自分だけのオリジナル枕がその場で作れる「Pillowy Cafe(ピローウィーカフェ)」にて熱帯夜でも快適な安眠を実現する方法を聞いた。
枕の組み合わせは1,000種類以上! 即日お持ち帰り可能な「Pillowy Cafe」
枕のオーダーショップ「Pillowy Cafe(ピローウィーカフェ)」は期間限定ショップとして、新宿マルイ本館やPLAZA 渋谷マークシティ店(7/3まで) 、伊勢丹府中店(6/21まで)などで展開。好評につき、新宿マルイ本館では8月24日まで期間を延長して出店している。
同店の売りはなんといっても、オーダー枕が即日手に入るところ。ピローアドバイザーが簡易計測器で高さを測定し、好みの素材やカラー、香りなどをセレクト。1時間程度で1,000種類以上の組み合わせの中から自分だけの枕を持ち帰ることができる。サイズは60×40cmで、価格は7,980円~。
熱帯夜を快適に過ごすテク
計画停電が控えた夏場に向けて、快適に過ごせるコツはないだろうか。「熱帯夜だから涼しくしようと、氷や冷房などで冷やしすぎるのは逆に安眠を妨げてしまいます」と話すのは、「Pillowy Cafe」のピローアドバイザー、山崎恭子さん。寝る前の準備としては、以下がおすすめだと山崎さんは説明する。
■(1)部屋の換気で熱気を逃がす。
1日中窓を締め切りにして留守にしているひとは、帰宅後、寝室の窓を開け放ち部屋にたまった熱気を追い出す。
■(2)ぬるめのお風呂にゆったりと入る。
少しぬるめのお風呂に入ることで血液の循環がよくなり副交感神経が働いて全身の筋肉の緊張がほぐれる。温まった体が少しずつ冷めていくにつれ、眠気が訪れやすくなる。
■(3)夕食は寝る3~4時間前までに済ませる。
仕事の都合などで遅い夕食になる場合は、消化のよいものを腹七分目程度にとどめよう。
安眠にとって枕の重要性は欠かせない。体重の約8%を占める頭を支えている首筋(頸椎部分)を睡眠中、しっかりと支えてあげることで、快眠の度合いが違ってくるという。「後頭部から首筋にかけての全体で頭部を支えるので首・肩のコリが起こりにくくなります。また、横向きで寝ると仰向けの時より寝具と首との空間が広くなるので、一般的に枕のサイドが高めになっているものを選びましょう」。正しい枕の当て方は、まずは中身に片寄りがないように、ならした後、肩口が枕に当たるように頭を乗せる。
Pillowy Cafeでは7種類の枕素材を用意。人気のウレタンフォームの他、そば殻やアクアビーズ、備長炭パイプなど夏場にぴったりの素材も用意している。「そば殻は接触冷感がよく、放熱性に優れており、夏場の素材としても人気がありますが、洗濯はできません。頻繁に日に干し、湿気を取り除くことが大切です。一方のパイプ素材はそば殻よりやわらかめの素材ですが、ポリエチレンパイプ素材で丸洗いできるので、衛生面で気になる人にはパイプ素材をお勧めしています。ただし、いくら熱帯夜対策と言って固さや肌触りなど好みではない素材を無理に選んでも逆効果。あくまで1年間通して快適に眠れる枕を選び、機能寝具などを追加してみた方がいいでしょう」と山崎さんは話す。
同ショップには、スウィートなデザインの快眠アイテムも多数用意されている。この時期、特に人気を集めているのが、夏の寝苦しい夜も快適に過ごせる機能寝具。冷蔵庫で冷やす必要がなく、使っている枕に敷くだけでひんやり感を感じられる「冷却まくらパッド クールエコーEXアイス」は、オーダー枕と一緒に購入するケースが多いという。「冷却まくらパッドをオーダー枕につけても高さはあまり変わりません。それでも気になる場合、Pillowy Cafeでは枕の中の素材を追加したり、内側の袋から詰めものを減らすなど自分で高さ調整することも可能です」。Pillowy Cafeでは枕の使用方法からお手入れまで不安や悩みなどもアドバイスしてくれる。